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■その後のオジー・オズボーンのソロ活動
その後、「ジェイク・E・リー」「ザック・ワイルド」などが新人ギタリストのオーディションを経てオジーのプロジェクトに参加し、オジーは定期的に数々の作品を精力的に発表。オジーと共に活動するザック・ワイルドらは、各国のギター誌の表紙を幾度となく飾るギターヒーローとして現在も活躍する。
そして1996年には夫人「シャロン・オズボーン」と共に主催するヘヴィメタルの祭典「Ozzfest(オズフェスト)」をスタートさせ、20年目となる今年まで毎年各国で開催させ、ヘヴィメタルの一大イベントとして世界中にメタル旋風を巻き起こし現在に至る。
【オジー・オズボーン オリジナルアルバム】
・BLIZZARD OF OZZ(1980年9月20日)
・DIARY OF A MADMAN(1981年)
・BARK AT THE MOON(1983年12月10日)
・THE ULTIMATE SIN(1986年)
・NO REST FOR THE WICKED(1988年)
・NO MORE TEARS(1991年9月17日)
・OZZMOSIS(1995年)
・DOWN TO EARTH(2001年)
・SCREAM (2010年)
■オジー“不死身説”
アルコール(ジンやブランデーを日にボトル4本空ける事も)の大量摂取、コカイン、LSD、ヘロイン、ロヒプノール(睡眠薬)クロノピン(抗不安薬)バイコディン(鎮痛剤)などなど、多数のドラッグの常用などを数十年に渡り続けてきたオジー。その摂取量は常人のキャパシティを遥かに超えるものであり、まともに生きていられる訳がない量だが、オジーは現在も元気にステージでパフォーマンスをし、今年68歳(2017年現在)を迎える。
音楽が悪魔的という以前にまず人間として驚異的だ。そこに医学的、生物学的に疑問を感じた科学者らがオジーの遺伝子コード解明の研究を始め、如何にオジーの体質が特異であるかを証明する、なんていう話もあるくらいだ。
2003年にオジーは自宅の庭で四輪バイクに乗っていた際に大事故を起こし、首、鎖骨、肋骨と8カ所の骨折、肺の損傷という瀕死の重傷を負うが、そこはやはり?不死身のオジー。無事に事無きを得て2004年のオズフェストでは元気な姿で復活。翌年のオズフェストにおいてもヘッドライナーを務めた。
この様にしばしば“不死身”とささやかれるオジーだが、「俺が死んだ時、火葬はせずに庭に埋葬してくれ」と、家族に伝えるなど、不死身の悪魔ではなく、私はただのジョン・オズボーンなんだと。そう語っているそうだ。