【レディオヘッド新作『A Moon Shaped Pool』リリース】
CD盤は2016年6月17(水)日本先行発売、サマソニ2016出演も
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■“投げ銭” や “レディヘ新聞” など毎度恒例のリリースアプローチ。
「IN RAINBOWS」という2007年10月10日に発売されたRADIOHEADの 7thアルバムは「購入価格を自分で設定できる」という斬新な切り口で話題を集めた。これは、インターネット上のダウンロード配信によって先行販売され、PWYW(Pay What You Want)という「購入したユーザーが支払う金額を決める」という方式(いわゆる投げ銭)だった。
これにより、タダでも10万円で購入する事もできるという何とも試されている感のあるリリース方式に。普通にリリースしても充分注目を浴びる事は疑いようがない程の知名度なのだが、このような変わった事をするあたり何ともRADIOHEADらしい。
次作「The King of Limbs」をリリースした2011年には、フロントマンのトム・ヨークが新聞配達員のいでたちでフリー・ペーパー『THE UNIVERSAL SIGH』をロンドンの街角で配布するというスタンドプレー(?)に出た。アートワークを長年手がけるスタンリー・ドンウッド氏も同行し、そのユニークなプロモーションは現地で張り切って敢行されたもようだ。
そして今作『A Moon Shaped Pool』のリリースアクションはというと、まず5月にバンドの公式ウェブサイトやSNS上から一切の情報が消滅。この時点で世界中が反応し、ファンの間では完成間近とされる「アルバムリリースのフラグが立った!」と噂されていた。
5月3日には突如、新曲「Burn The Witch」を公開。5月6日にはポール・トーマス・アンダーソンがMVの監督を務めた新曲「Daydreaming」と共に新作『A Moon Shaped Pool』をリリースすることをアナウンスした。他にもインスタグラムなどで小出しに情報をチラつかせるといった手法で、ジワリジワリとファンを煽り5月8日にデジタル配信リリースに至った。
【Radiohead – Daydreaming 】
■新作『A Moon Shaped Pool』を引っさげサマソニ2016出演
9枚目のアルバム『A Moon Shaped Pool』には、5月に入り彼らが相次いでリリースしたシングル「Burn the Witch」や「Daydreaming」そしてライブでは定番となっている 「True Love Waits」のスタジオ・バージョンが初収録された全11曲入り。プロデューサーはレディオヘッドの作品を2nd『The Bends』より長年にわたり手がけているナイジェル・ゴッドリッチ。アートワークもファンにはすっかりお馴染みのスタンリー・ドンウッドが手掛けている。
レディオヘッドはニュー・アルバム『A Moon Shaped Pool』を引っ提げたワールド・ツアーを5月20日にオランダ・アムステルダムから敢行し、国内では8月20日(土)、21日(日)に開催される”SUMMER SONIC 2016″のヘッドライナーを務めることが決定している。
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【Radioheadニューアルバム『A Moon Shaped Pool』】
2016年6月15日(水)発売(UK発売日:6月17日)
※日本先行発売
01 Burn the Witch
02 Daydreaming
03 Decks Dark
04 Desert Island Disk
05 Ful Stop
06 Glass Eyes
07 Identikit
08 The Numbers
09 Present Tense
10 Tinker Tailor Soldier Rich Man Poor Man Beggar Man Thief
11 True Love Waits
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■参照
・ wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/レディオヘッド
・iTunes
https://itunes.apple.com/jp/album/a-moon-shaped-pool