07/2018

new_Anonyment_0914人の作業日記

ここだけ毎日更新。ツイートばりの短文日記。
精神科へGo。7月


PCの新しいOSをHDDに入れてみたり、そのためにバックアップを大量に取ったり、いろんなものをアップデートしたりとたいへん時間のかかる作業を延々する日。

机の前でカタカタとやっては待ち、やっては待ち、という繰り返しに爆発しそうになる。かなり新しめのmac osの方をイジってみるが、なんだか全ての動作がかったるいスピードでイラリとする。

しかしよくよく考えてあらゆる設定をイジり直したらそうでもなくなる。デフォルトから相当余計なカスタマイズをして動かしていたことに気づき、だんだん快適になり良しとする。PCが通常作業しないと仕事のほとんどが止まるという恐ろしさ。食い気味に仕事やっといて良かったそうな。
_07/01

 

 


新たなOSを追加という作業でなかなか時間がかかり辛抱たまらんのでちょっと原チャリで池袋のヴィレッジヴァンガードへ逃避する。

物色やら立ち読みやらで気がつけば2時間経過という体たらくに焦るもリラックスできたから良い、そう思い、精神病棟で勤務してどうこうという漫画を購入して帰宅。しかし途中で解体途中の団地を見つけ、荒廃した昭和建築物の最後を撮影し、さらにほっこりして帰宅。

コーヒーをささっと淹れ、原稿やPCの環境整理をする。しかし町田康の本や丸尾末広の本も買っておくべきだったかと頭に煩悩がチラつき集中できんがやることやったと一日を終える。とても暑い7月上旬。
_07/02

 

 


何だか若干気だるい一日だったが夜には治ってくる。どうも新しいOSがスムーズに動いてくれずにムカムカするが、少しづつ慣らしてカスタマイズしていこうと思う。思い切って新しいmacbook Proでも買ってしまおうか。いや高価い。

こういった設定事やマシンについての一括コンサルティングをしてくれるサービスはないのだろうか。アドバイスをくれてスムーズに仕事ができるのなら2万くらい出すのだが。
_07/03

 

 


セブン・イレブンにて、数ページおきにヌーディーなグラビアが展開されるような週刊誌を何となく立ち読みしていると、「三十路ちゃん」とか、まんしゅうきつこさんとか、そういった漫画が連載されている。

ドキュメント・ノンフィクション系の生々しい漫画が好きなのだが、これらはどの雑誌で連載されているのかといつも疑問に思っていた。コンビニの俗ゾーンに並んでいる雑誌だったとは。

俺はこういった「SPA!」とか「女性自身」とか「週刊実話」とか、そのゾーンの雑誌を買ったことがない。20代の頃はよく「パチスロ必勝ガイド」みたいな雑誌を買っては煽られていたが、それくらいである。

雑誌とか定期間隔で買って楽しんでほっこりする感じが大好きなのだけど、何故か最近は買わなくなってしまった。人生のちょっとした部分を損している気がする。

何故買わんのかというと、立ち読みをしてしまうからである。それはあまり感心しないので買えば良い。しかし、手に取ってすぐ読めるとなると俺は手拍子で立ち読みをしてしまう。だから、全てページを閉じておいて欲しいと思った。されど買わざるをえない。

そうすれば俺はきっと「SPA!」も「女性自身」も「週刊実話」もきっと買う。だから「閉めといてください!」と表情で店員さんに訴えながら酒とつまみだけ買って帰る。パックの枝豆とちっちゃいシャンパン。あと発泡酒350ml缶。
_07/04

 

 


亜熱帯のような気候が続きたまらんと思い、寝室にエアコンが無いことから空気清浄機の導入を本気で考える。

涼しい空気、ちょっとしたエアコン効果もプラスされた空気清浄機が現代なら必ずあるはずだと調べるが、そんなものはないという結論に達する。何故だ。空気清浄機のしっかりしたやつはわりと高価い。

要は空気が清くなれば良い訳であるから、とりあえず観葉植物の位置を枕元に移して寝てみたところ、何とも落ち着く。こいつとははや7年ほどの付き合いだ。観葉植物といえど生き物、俺の思いが伝わっているのか、きっと清い空気を側で出してくれているのであろう。

最近眠りの質があまり良くなかったが、おかげでグッスリ眠れた。しかし空気清浄機は欲しい。買ったら買ったで、観葉植物は「もう私は用無しなのね」と、一気に枯れてしまうかもしれん。それはたいへん悲しい。どうするべきか。
_07/05

 

 


あいかわらずの雨降りだがやけに元気である。仕事もスイスイ進む。もう俺は出店するべきだと思うほど美味しくコーヒーが淹れられる。

しかし客人にそいつを振る舞ったら特にノーリアクションだったので馬鹿な思いを馳せ巡らせるのはヤメようと思った。

コーヒーでも何でも、自分が作ったものや自分や仲間が手がけたもの、直接的にも間接的にも、自分が関わったものは5割増しくらいでかわいくなってしまうのは人の性であると、そして他人が捉えると案外そうでもないと、何とも適切かつやさぐれた客観的観念にしょんぼりしながら散歩に出かける。雨なのでめしを食べてすぐ帰ってくる。

よくよく考えたら、自分が作ったものや手がけたもの、関わったものがたくさんあれば、単純に仲間を増やすことで、そこら中かわいくて仕方なくなるということに気が付いた。常に愛に溢れた人生を謳歌できるではないか。だいたいみんなかわいいではないか。そう思うと仕事も頑張ろうぜ、簡単じゃないかと思う。合ってるのかこの思考は。
_07/06

 

 


蕎麦に対しての冒涜である。俺は食券系蕎麦屋の新メニューを見るたびにそう思う。「また始めやがった」と、烈火の如き憤りを抑えながら俺は食券を買う。今度はでかいトウガラシの天ぷらが2本乗った冷やし蕎麦だ。これを考えた輩はどうかしている。

今や定番メニューとなった「冷やし肉何とか蕎麦」に関しては、蕎麦にラーメン海苔のような添付はあるわ、豆板醤が盛ってあるわで、まるで欧米人の発想を形にしたような何ともけしからん蕎麦。初めて見たとき俺は卒倒しそうになった。

食わずに文句を垂れるのは俺の美学に反するため、どれだけクレイジーな蕎麦であろうが新メニューはもちろん頂く。

「冷やし肉何とか蕎麦」を初めて頂いたときの感想を一言で表すと、「ごめんなさい、色んな味がして美味しいです」である。

今回のデカトウガラシ乗せの蕎麦を頂いた感想は「粋な組み合わせ、そしてやっぱりごめんなさい美味しいです」である。

日本の伝統食、世界に誇れる健康食「蕎麦」の概念を遠慮なくズタズタにした挙げ句、ポップなインパクトで心を奪いあらゆる手法で蕎麦を美味しく仕上げる現代の食券系蕎麦屋に対し、俺は毎シーズン胸いっぱいの感謝の意を禁じ得ない。次はなんだろな。
_07/07

 

 


定期的にくる脳の疲れ感というか、しっぽり休みをとらないとこうなる。たぶん、これを無視して仕事をし続けると大病に罹るのだろうかとか思いながら、いやもっといけるのだろうかとか思いながら、疲れの判断基準がわからなくなる。明日は半日だけ仕事をして呑みに行ってやろうか。さしみが食べたい。
_07/08

 

 


乾いた良き晴天だが宅にてずっと仕事をする。散歩に行きたい。原稿やってツケメンを食べにいって、あとは生徒さんのオリジナル歌謡曲のトラックを作る。

ご高齢の生徒さんはその曲を形にするのが夢だという。昭和感満載のその歌謡曲をアレンジしているとなかなか楽しい。人様の夢に加担することは素敵だ。

今日は外に呑みに行きたかったが、もう遅いので買って来てソファで呑もうと思う。最近の缶ビールはアルコール度数5%、6%、7%とバラエティー豊かだ。9%のやつもあるそうな。でもふつうのハイネケンにしよう。ハイネケンが一番うまい。
_07/09

 

 


お休み。たいへん頭の疲労を感じる。全く頭を使わず散歩に行く。4時間ほどプラプラとする。滅茶苦茶暑い。急に原チャリに乗りたくなって西台・高島平のあたりをグルグルする。

3歳まで住んでいたという高島平団地だが、やはり圧倒的なスケールだ。飛び降り自殺防止の鉄格子が一律設置しているのがわりと特徴の団地である。

俺の団地マニアのルーツはもしかして記憶にはない幼少の頃の懐かしさ起因なのかもしれん、などと思いながらキウイアイスを買って食いながら帰る。

とにかく頭がプスプスする一日。ちょっと音をイジったりはしたが、デスクワークを一切やっていないのでだいぶ休めたであろう。脳の疲れをごっそりとる栄養は何だろう。西友に探しに行こう。キノコとかだろうか。
_07/10

 

 


体調不良で起床できずビビる。半日寝て、夕方から仕事をしてだんだん治ってきたから良かったが、疲労というか何だかわからないが、よもや歳かとも思ったりして少々弱気になる。

しかし、調子が優れんと丸一日ないし数日寝込むといったことがここ10年以上ないことはむしろ若いと、たまに沈んでも半日で回復に向かうあたり絶倫だと、そう思うことにする。大事だな。体調管理。
_07/11

 

 


だいぶ調子も良くなったのでてきぱきと仕事をする。最近スティーブ・ジョブズの自伝漫画にハマるも手元に1巻しかなく、続きを読みたい。いつも使っているiPodやmacはこの人が作ったのかと思うと何だか親しみが湧く。漫画は明日買って夜はのんびりとしたい。おいしい酒を呑んでソファで溶けたい。
_07/12

 

 

 


猛暑。パーカーを着て原チャリでひとっ飛び。レッスンへ行く。帰り、社会福祉事務所に寄って介護保険やなんやという書類の手続き等を済ませる。実にめんどい。

去年、父親発狂介護シーズン時に福祉ケースワーカーの方々から「ケンジさんも一度診てもらった方が良いです」と、真顔で言われたことを思い出す。このタイミングしかない。今日は時間あるしちょっと精神科に行ってみよう。

俺の慢性的な覇気の無さや、ただぼんやりとした不安という症状は、診療に値すると判断している。しかし俺は独断でジェネリックのクスリをネット購入(とても開けた健全な合法ルート)して頓服で散らしている。

しかし、いつも注文して一週間で届くのだが店舗さんのシステム移行により、いつものクスリ(国認定の健全なお薬)がいまだ届かなく、更に俺の在庫は3錠を切った。故に、「正規ルートで処方してもらおう」という目的もある。

歩いて1分のメンタルクリニックに当日電話予約を経て行く。フロントには人畜無害極まりない物腰のお姉さん2人が笑顔で対応。アロマが香る。微かに鳴るインストBGM。待ち合いイスに座る明らかにヤバい表情の若者。何だこの末期的な心地良さは。

簡単な診察項目を記入する。今日は院長先生が診てくれるそうな。精神科の先生と話したことは何度かあるが、対象が手前というのは初めてである。言い表し難い期待感に包まれ、やけに清潔なドアを開ける。

 

「どうされましたか?」

「今はわりと元気ですが定期的に覇気が失せます。20代の頃から」

「不安症状もあるそうですね? 思い当たる原因は?」

「父の世話をしているとき、公的な方々に客観的に『一度行け』と言われました」

「ご家族のことでご苦労を……お父様は認知症、他には?」

「兄もヤバいです。母は死にましたがだいぶ不思議ちゃんでした」

「家系の方も?」

「叔母が統合失調症です」

「ほへえ……ご自身の症状はずっとですか?」

「定期的です。まずいと思ったときはネットで買うクスリを頓服で散らします」

「(紳士的苦笑)ああ、この薬ですか。じゃあ、その薬をとりあえず処方して様子を見ましょう」

「(してやったり)先生、こういった症状は病気なのでしょうか?」

「難しい質問ですね」

「僕的には、そういう仕様の人間ということで諦めていますが……」

「『社会生活に支障をきたしたら病気』ですね」

「じゃあ僕はたぶん境界線です」

「合う薬とうまく付き合えているのは良かったですね」

「僕くらいの症状は、ここに来るべきでしょうか?」

「ご本人の意思次第です」

 

先生と話をしているというより、大企業の重役と話をしている感覚であった。精神科医著の書籍を読みあさる趣味が原因か、診察の内容はほぼ全て想定内であり、決して面白くはなかった。実際は30分程度。あと、ずっと先生は無意識に右脚を揺らしていた。ストレスがかかる大変なお仕事なのであろうか。

常備のクスリと同成分の薬を二週間分処方してもらい、とくにインパクトのなかった診察を終える。どこか、ふざけ半分、興味半分というか、そういった感覚でこういった所に行く手前の性質は症状に直結している気がしてならないと思いながら、それは性分だと諦める。

めしを食べて薬を飲む。漫画を買って帰る。原稿を書く。健やかに過ごす。正直、一番効くのはアルコールであるが、先生はどう思うのであろうか。「社会生活に支障をきたしたら」であろうか。実に客観的かつ冷静なライン引き解釈である。酒を2本買ってこよう。
_07/13

 

 


更に猛暑。起きがけに冷蔵庫を開けると冷たいドリンクがちょっとしかない。アクエリアス買い忘れ猛省。ちょっとだけあるカルピスウォーターをグラスに入れて水道水を足して氷を入れまくって飲む。薄い。

元気に一日仕事をして過ごす。暑くてかなわない。冷房がなかったら全員死ぬ。デスクワークなど絶対に無理である。そう思いながら、カタカタと快適に過ごす。スイカをザクザク食べたい。
_07/14

 

 

 


ナスのてんぷらや冷やしタヌキソバなど夏らしいものを食ってしのぐ。出来ることであれば、丸いビニールを膨らます感じの自家用プールに水を張って浸かりたい。

家の隣のビルのベランダには何故かカメさんが住んでいて、洗面器で暮らしているそいつとは窓際越しによく目が合う。目が合うとちょっとこっちの方にノコノコと歩いてくる。カメさんは多分わりと俺のことを気にしている。

カメさんとプールで過ごしたい。甲羅にビールを浴びせてどんな反応をするか見てみたい。ひっくり返るだろうか。カメという生き物はひっくり返ったら絶体絶命だと聞くが、そんなことはないと思う。カメ欲。
_07/15

 

 


暑くて辛抱たまらずタンクトップで過ごす。仕事の合間に、「悲しみの果てに」というエレカシの曲をコピってみる。この楽曲は日本の良きロックと言った感じの素敵なアレンジだ。ボーカルの宮本浩次さんは本当に歌声逞しくキーも高い。歌い方はそこまで似ていないが、どことなくジム・モリソンが思い浮かぶ。

俺はAとかB♭とかBくらいの、男性としては高音程の歌が上手く出ないのでアレだが、そこまでまともに出れば歌い手になりたい欲も湧くのだが。「悲しみの果てに」は一番高音でB♭だ。むつかしい。かすれ声で練習する。

自分の弾き語りほど無目的なものはないと思う。こういうのを趣味というのだろうか。RADIOHEADの曲も練習する。このバンドの曲はファルセット混じりのボーカルなので更に高い。仕事部屋でファ〜と蚊の鳴くような声を響かせ歌う37歳末期。
_07/16

 

 


レッスンをしたり原稿を書いたりして過ごす。暑い。発汗によって溶ける。ここ数日ずっとそうなので俺は何度も溶けてもはや別の生き物になっている気がすると思いながらわりと快適に過ごす。エアコンがなかったらデスクワークなどまずできない現代で、50年くらい前はどう凌いでいたのだろうと想像する。

昨日今日とたまねぎスープを作って食べたので、心なしか血がサラサラになった気がするが、きっとアルコール摂取を加味するとプラマイゼロであろう。仕事も終わったし買って来たスティーブジョブズの漫画2巻を読んで寝よう。あの本屋は何で3巻と5巻だけ売ってなかったんだろう。
_07/17

 

 


ぼんやりした頭痛がしつこいので酒も飲まずに寝たが変わらない。なんだか損した気分だ。シャキっと仕事に励むが夜、疲れる。とりあえず酒呑んで楽になって寝てしまおう。
_07/18

 

 


あまりに暑いのでタンクトップで過ごし、そのまま電車に乗ってみる。ものすごく落ち着かない。今日は知り合いのみなさんとずっと麻雀をする。

知り合いと打つと何となくギャンブル感がなくなるが、そのぶん無条件に楽しい。本来このようにして楽しむ娯楽なのであろう。丸一日一切仕事をしなかったのは久しぶりなので、妙に落ち着かないがこういう一日は大事であろう。酒も飲まずに寝ることに。どこか健康的である。
_07/19

 

 


オシャレな漬け物を作る。イタリアだのスウェーデンだの欧風なやつが理想だ。IKEAで買ったそれっぼい透明のツボがある。こいつに西洋的な野菜を漬けて寝かして蓄えておき、ヘルシーな保存食を欠かさんという健やかな食生活を送るのだ。

しかし西友で買って来た酢がなんだかキツい。まあ良いと気にせずセロリやパプリカを乱切りにしてツボに入れ、バジルやオリーブオイルなどそれっぽい要素を入れるだけ入れて寝かす。ちょっとして食うが旨い。しかし、食ったあと何だか手から酢の匂いがしてくる。俺はマリネ的なものを作るはずが酢の物を作ったっぽい。

味は問題ないが食ったあと俺から酢の匂いがしてくる。机で仕事をしている最中もずっとほんの少し酢。俺は代謝がやけに良い。添加物多めのそばつゆなどがかかってるやつを食うと間もなく髪からめんつゆの匂いがしてくる。たぶん、今回の酢も同様の理由かと思われる。

食うと手前が酢っぽくなる漬け物を作ってしまったが、とりあえず旨いし何だか身体には良さそうな感触があるので良しとする。今度は安い酢ではなく高価いワインビネガーとかそういうのを買って、匂ってもむしろオシャレな漬け物を作ろうと思う。
_07/20

 

 


運動不足解消も兼ねてバイクではなく徒歩と電車で病院面会へ行くことに。バイクでは20分の距離だが、京浜東北線と舎人ライナーを使って行くと40分はかかる。今日は足立区花火大会のようで浴衣を纏った若いカップルたちが笑顔でキャッキャと。

俺もギャルと荒川河川敷へ行ってタマヤだカギヤと納涼にふけりたい。そう思いながら精神科&認知症専門の末期的スポットである病棟へ向かう。

ちょうどめしの時間だったようで、食堂であいさつだけしてネコ本とおやつを渡してさっさと帰ることに。看護師が言うには今日あたりは屋上で患者一同花火鑑賞を楽しむらしい。

「患者さん方は爆音と光で発狂しないものでしょうか」という旨をオブラートに包んだ言い方で訊いたら「大丈夫そうな方だけです」とのことである。「僕の親父は花火を観るのでしょうか」と訊くと「大丈夫な方かと。観ますよ」と聞き、良かったなと思う。

車椅子で、屋上で、霞がかかった脳で景気の良い花火を眺めて、奴はどういった心境になるのだろう。その一瞬だけは、感動するだろう。そしてすぐ忘れるだろう。そう考えるとえもいえぬ心境になる。赤羽に帰る。部屋で仕事をする。

「俺はお前のおかげで38歳まで生きられた。ありがとう」と伝えるのを忘れた。でも次会ったときは「お前、いくつになった?」と訊かれるのだろうから伝えても無駄であろう。

しかし、一瞬だけでもそれを認識させて「よかったな」と、笑顔にさせるのは、爆発して一瞬で無くなる花火を観て喜ぶ感覚と似ているのだろうか。
_07/21

 

 


昨日はわりとのどかに過ごしたせいか疲労感がなくなったと感じる一日。ここ10日ほどずっと脳を軽くわし掴みされたようなサイコな不快感が消えた。憑き物が落ちたような、そんな感じのスッキリした体調である。いつもこうでありたい。

しかし人間不思議なもので、必ず好不調があり、不調のときジタバタするとロクなことはない。だからここ最近の俺はよく凌いだと思う。特筆して何かをやりおおした訳でもなく、何かを失った訳でもなく、ちゃんと日常を過ごした。案外これが難しい。

だれか友達とじゃれあいたいような、極めて健全な心境。何だか歳をとるにつれ、あたりまえのことに対する欲求が増す。それは、誰かと笑い合いたいとか、美味しいものを分かち合いたいとか、誰かに貢献したいとか、そういった類いである。

俺は、人が死ぬ前に何を欲するか知ってしまった。去年の春くらいに完全に悟った記憶がある。それは、あたりまえのことに対する欲求で、「誰かと何かがしたい」である。「誰とも何もせず、死ぬ」というのが地獄ということの本質を、何かのきっかけで悟った。何契機か忘れたが、要は誰にも相手にされないというのが地獄という話である。

地獄も悪くないのであろうが、最近はきっとそうじゃないシーズンだ。だから、誰かと何かを面白がる為に日々凌ごうと思う。人間、四季以上に様々なシーズンがあって本当に面白いと思う。
_07/22

 

 


本屋で延々過ごす。買ったのはエッセイ漫画一冊だけだが、各店をハシゴして4時間は費やす。何冊立ち読みしたかわからない。吸い込まれるように変な寺に行って顔を洗う。ようやく少し覇気が出て来たので帰って仕事をする。何とも穴の空いたような一日である。
_07/23

 

 


原稿書いたりとデスクワークの一日。運動がしたい。ハンモックで揺れている人にしこたまボールをぶつけるという謎スポーツが頭をよぎったが、そんな競技はないし痛そうなのであまり気が進まない。

夜、雨が降ってきて街が変な匂いに包まれる。これを機にちょっとは涼しくなれば良いのだが。こないだ買って来たちっちゃい観用植物がだんだんピンとしてきたように思える。植物用のシャブであるアンプル液をまず投入したのが功をなしたか。すくすくと育って欲しいものである。
_07/24

 

 


少し涼しくなったのでわりと熟睡した感を得る。ほぼ昨日と同じ時間軸で過ごすと、あらゆるシーンで何となく昨日と同じ選択をとりがちである。夜メシは納豆巻き1本。昨日もである。

家を出て道を歩くときも、いくつかある選択肢のルートの中、昨日と同じ道を選択する。人間の脳はちょっと迷ったら「同じ判断」「無難な方を選択」という楽をするようにできている。これは感心しない。退化を辿るルートである。

進化をするにはどうすれば良いか考えた。簡単である。チャレンジを臆することなく遂行することである。俺が今月した新しいチャレンジといったらタンクトップのまま埼京線に乗ったことや精神科に乗り込んだことだろうか。

悪くないが、もうちょいこう、と思う若干のフラストレーションは、まだまだ挑みたいが挑んでいないことがあり、身体の真ん中あたりがやや燻っているのであろう。しかし、チャレンジをせずとも同じことをずっと続けて達人の域に到達すればそれは進化である。難しい。とにかくスッキリするまで頑張りたいものである。
_07/25

 

 


夜にカツドンを食べて胃もたれして悲しくなる。ここ2日ほど涼しくなったせいか何かと物悲しくなってくる。

俺の大好きなオロナミンCがどこに行っても売り切れで悲しむ。ちょっと蓋とかに不備があったくらいで何百万本も回収せんでも良いと思う。「ちょっと勢い良く蓋が飛ぶの見つかったからみんな心して開けてね」とかでいいと思うが世間は許さんのか。悲しい。オロナミンC飲みたい。あれがそれ系で一番おいしいのに。
_07/26

 

 

 


ひんやりした一日。静かに過ごす。原チャリで走っても涼しい。普段通り仕事をして、とにかく静かな心境で過ごす。煮物がちょっとづついっぱい入った総菜と酒を買ってくる。
_07/27

 

 


じめじめとしているのでPortis headなど聴いて過ごす。3rdアルバムは何度聴いても最高である。7月も後半も後半。あっという間に日々が過ぎていく。毎日毎日仕事をしてメシを食べて、気が付いたらフガフガ言う老人になるのだろうか。

仮に俺が70歳まで生きていたとして、その頃は何を聴いているのだろうと考える。Portis headを聴いて30代の頃を思い出すのだろうか。Van Halenの1stアルバムとか聴いて10代の頃を思い出すのだろうか。

70歳ではどこで過ごしているのだろう。そのまま赤羽だろうか。何かの僥倖で一発当てて城のような住まいで退屈しているのだろうか。「ばあさんや」と言う相手と一緒に縁側チックなところでネコの毛づくろいを手伝っているのだろうか。

もしくは、父親と同じような感じになって「やっぱな」とか思いながら病床で日記でも書いているのだろうか。

何とそこまであと32年もある。その気さえあればどうにでもなるであろう。俺には70歳ちょいの身近な知り合いが3人いる。

一人は、ギターに夢中でオリジナル曲を音源化する過程にあり、幸せなオーラに満ちている。

一人は、人の生死の区別もつかなくなり白い姿で日々をカウントしている。

一人は、深夜に麻雀にふけり力強く牌を刻んでいる。

3人とも俺の延長線上のような生き方をしている。自分が70歳になったとき、どうなっていれば満足かと考える。何と言うか、どれもそうであるような気もするし、どれでもないような気もする。一つハッキリしていることは、老人になっても自分の根底にある独自の持ち味を提示した生き方さえしていれば最高だと。
_07/28

 

 

 


誰か死ぬんじゃないかというくらい激しく物悲しい夢をみて目が醒める。何と言うか定期的にこういった時期があって鬱陶しいことこの上ない。

しかし、なんだかそういった鬱々とした気分が定期的にあるということは、自分にとっても他者にとっても必要な何かの源流ではないかと思うことにした。何だかはわからない。とにかく気が滅入るので散歩に行く。

どういう訳かわからんが、女性モノっぽい肩下げバッグの小さいのが目に入った瞬間に気に入り、買う。自分の欲しい物リストにあったことは一切ない物だが、何故かほぼ即決で買う。高価くないしユニセックス的デザインだからまあ良しとするが、何故だろうと首をかしげながら歩く。

400円の蕎麦を食うがあまりにも不味い。俺はこのとき食べた蕎麦が人生初蕎麦だったら、今後蕎麦を食うことはなかったであろう。というくらい不味い。不思議だ。好物No.1なのだが。

首をかしげながら散歩を続け、適当に気が済んだ気がして宅に戻り少し仕事をする。捗る。タイピングのスピードたるやマジで速い。何てことはない日だったが、何か自分が行動したような気がなんかしない不思議な一日。
_07/29

 

 


レッスン業と原稿おこしと親子丼。一日を一行で記すのはつくづく簡単だと思う。

ここ一週間を一行で記すと、慢性的悲壮感と中程度の酒。

ここ一カ月を一行で記すと、掴まれるような頭痛とサイコ感に振り回された初夏。

しかし実際記したものをカウントしてみたら10,748文字であった。年間で小説2本分くらいという計算である。何故俺はこんなに記すのかよくわからない。趣味で何かテーマを決めて私小説でも書いてやろうかという気にすらなる。それにしても日記という人畜無害な趣味。
_07/30

 

 

 


火星が急接近した日だと聞き、今日一日中グラグラした気分だったのは全て火星によるものだと判断する。俺はそういった未知の引力やらエネルギーの影響を信じて疑わない。

そして俺は天体恐怖症である。やけに鮮明に撮られている惑星の写真など、そういった図鑑なども、ビジュアルとして恐怖を感じる。子供の頃からずっとそうである。

漫画みたいな土星の綺麗な天体写真を見ると、脳の扁桃体が直ちに反応するのがわかる。理由不明の恐怖感である。ケツが「キュンッ!」となる。

間違いなく恐怖なのだが、同時にどこか懐かしいような、慈しむ感情も出てくる。宇宙が懐かしいのだろうか。俺は宇宙人だったのか、あるいは無自覚の宇宙人なのかもしれない。

だから今日あたりは火星がドッキングしそうで気が気でなかったと、そう説明がつく。しかしこれを人様に説明してみろ。下手をすれば迫害される。また宇宙に戻る必要がでてくる。俺は地球でやることがまだある。第一、向こうには酒がない。よし、酒を買いに行こう。今のうちかもしれん。地球の酒呑みという人種は、酒を呑む為のあらゆる言い訳を200種類は持っているという。
_07/31

 

 


 

 

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