07/2019

アイコン190425管理人の作業日記

ここだけ毎日更新。ツイートばりの短文日記。
一眼レフカメラ持って近所をうろつく。7月


午前中は税務署とか役所とか大人な場所に行く。なんて真面目な場所なのだと改めて感じ、眉間にシワが寄る。だから「何かふざける方法はないか」と考えるが、即パクられるリスクを伴うので、ふざけた思考自体をヤメる。

レッスンをしたあと、ライブを観に渋谷へ。目的も済み、松屋的な牛丼を食う。丸見えの厨房で、外国人2人の従業員が日本人の上司に荒く扱われているのを見る。

俺は思った。まず、上司は普段は悪い人ではないのであろうが、日々の激務に加え、コミュニケーションがとり辛い2人の部下が上手いこと動いてくれない。そういったストレスが臨界点に達し、部下に辛くあたってしまうのだろうと。

そんなとき、互いにどうしたら良かろうか。

俺は普通の会社で管理職をやっていたことがある。その時代、同じような経験をした。「なんか上司はキツいし、陰で『平吉チーフ、無いよね』と悪口を言われていないだろうか」という、実害と被害妄想である。

そんなときに俺は思った。「ストレス溜まる。頭きたからふざけてやろう」と。まず、恰好からである。固い職種の会社だったから、みんな真面目なスーツを着たりして来るのだが、俺はあえてナニワ金融道的なセンスのネクタイとシャツで出勤した。

具体的に言うと、金のペイズリー柄ネクタイと、ルパン三世くらい鮮やかなブルーのシャツのコーディネートである。

すると、不思議な現象が起きた。喫煙室で、普段ほぼ喋らない部下的な方が「それヤバいっすねw」と、笑顔で話しかけてくる。

嫌な上司が「平吉くん、それアリなの笑?」と、笑顔でイジってくる。社会人ドレスコードのギリのラインのふざけた恰好、たったそれだけで、仕事の進行などもなんか以前よりスムーズにいくようになった。俺はただ、ストレス解消でフテくされ気味にふざけただけである。

そのとき俺は悟った。「笑わせればだいたい上手くいく」と。

今日、牛丼を食いながら思った。「上司の方、たまにふざけて笑い合ってください」と。そうすればきっと、店も上手く回るし仕事も楽しくなるかもしれませんと。

渋谷で観たライブは、よしもと芸人さん方のグループだ。音楽ライブなのだが、常に笑いを差し込んでくる。芸人さんという職業の方々は、きっとどんな場所でも上手くやっていける素晴らしい人種なのだと俺は思う。
_07/01

 

 


この時期らしい高湿度。不思議と今年は不快と感じない。今日は歌舞伎町へライブを観に行く。 2、3日前に来たときと同じ場所なのだが、そのとき絡んで来た不良外国人2人組はいなかった。喋った結果、不良ではなかったのだが。

どこからが不良というラインかはわかりづらいが、少なくとも俺が中学生くらいの頃は、不良という輩はたいへんわかりやすかった。

俺は中学生の頃は優等生キャラだったのだが(高校に入り底辺へ転落)、何故かクラスの不良連中がわりときさくに絡んでくるような、そんな感じの立ち位置だったことを思い出した。

当時の不良のクラスメイトは今、どう過ごしているだろう。いわゆる「本職」になった輩もいるのだろうか。家族を築いて幸せに過ごしているのだろうか。

正直、本人がそれで良いと思うのならどういった生き方でも良いと思う。不良というのはどこか自由的象徴というイメージがいまだにあり、現在でも憧れがある。なんと言うか、不良の方が人間的には信頼できたりする場合が多いと感じるのは気のせいだろうか。反社ではなく、不良。
_07/02

 

 


さいたまスーパーアリーナへ。この場所に来るのは10年前のレディオヘッド単独公演以来である。そのときは車で高速道路使ってわりと遠かった気がしたが、今や赤羽から電車で13分である。わりと近い。

帰り、どっかの小学生の願いが書かれた札がぶら下げまくられている光景を見る。七夕も近い時期。織姫と彦星が年に一回乳くり合う日だったか何だか忘れたが、実に風流である。

「お医者さんになりたい」とか「YouTuberになりたい」とか、普遍的な願いから近代的な願いまで、「小学生だなあ」とほっこりしていたが、どうもそうはいかない。

「メンタルが強くなりたい」という札を見つけて俺は戦慄が走った。そんな大変なのか現代小学生は。「君それ、新卒サラリーマンのセリフだぞ――」。そんなツッコみを心中で入れつつも、埼玉県の最近のキッズが心配でならない湿度70%の梅雨本番夏間近。
_07/04

 

 


丸一日デスクワークで引きこもる。誰とも喋らないとつまらんという感情が最近特に膨れていく。

人間は誰かとコミュニケーションをとることで自我を保つ生き物だと、なんかの本で読んだことがある。

人間を狂わせる最も手っ取り早い手段は、他者とのコミュニケーションを断つことであろう。あぶない。
_07/04

 

 


休み。完全に休み。ダラダラと曲作りをしてしんみりと過ごす。ソファで寝る。2時間寝くさる。心配になるくらいクタクタと宅に篭る。

本当の意味でほぼ何もせん休みというのは逆に心身に悪い気がしてくる。これから酒を呑むことに罪悪感すらおぼえる。何も悪くないし、むしろちゃんと一日休んで良きはずだが。

どこかに遊びに行けば良かったが、休みの日にさあ行くぜという感じの趣味がなくて困る。狂う。
_07/05

 

 


仕事がはかどる。やはり完全休みは必要だと実感する。 今日とて誰ともコンタクトをとらず、という一日だったので徐々に覇気がなくなってくる。

しかし夜、仕事を終えて新しいサイトをせっせと作っていたら少しづつ覇気が出てくる。「定期的にバズるサイトさえできれば多少贅沢もできる」などと、願望と希望が混じった気持ちになったとき、人は覇気が出る。

恋愛もそんな気がする。「いけるんじゃないか?」という段階が一番活き活きと、楽しく熱い気がする。

ギャンブルもそんな気がする。勝ったり当ったりの瞬間よりも「いけるのか!?」という段階が一番アツい。

何にせよ、願望と希望を現実化させるためには、コツコツ積み重ねるしかないそうな。たまには恋愛やギャンブルがしたい。
_07/06

 

 


羽田空港へ。旅立つわけではなく、その場所での案件である。担当の方とお喋りするのだが、3日ぶりに人と口をきいたせいか、まあペラペラと喋る。先方、引いてなかっただろうか。

旅でも仕事でもいいから飛行機に乗って遠くへ行きたい。滑走路のでかい飛行機を見てそう思った。同時に、何となくそう遠くない時期に行く気もしてきた。

直感的な何となく良さげなことは、信じていればだいたい現実化する。俺はそういう教えの宗教で教祖をやっている。ただただ、そう思い込んでいるだけだが。たいへん単価の高い案件で出張、きっとそういった良い感じのやつだ。たまらん。

それをどう引き込むかは、手前次第である。そればかりは絶対に間違いないと、これまでの人生で嫌というほど実感している。さあどう引き込もう。

今日は七夕である。短冊にでも願いとして書いてぶらさげておこうか。それも良いが、手前の行動をもって引き込むことが何より大事だと、色んな本に書いてある。俺もそう思う。でもとりあえずぶらさげておこうか。
_07/07

 

 


取材案件でだいたい外にいる。この方が精神衛生上よろしいなと思いながらてきぱきと何やかんや過ごす。

帰宅して原稿書いてラファエルさんチャンネル観て活動停止時間に。どうにも真面目に過ごした日は、何かふざけたことがしてやりたいが、今は思いつかんから酒呑んで寝くさろう。
_07/08

 

 


なんかの修行かというくらい一日中デスクワークをする。人生なんぞ修行みたいなものだとスピリチュアルな思考を止めないことにする。

窓の外から街宣車演説の声が鳴り響く。選挙の紙も届いている。投票日は俺の誕生日ではないか。なんとなく、ちょっとズラしてくれんかと思った。
_07/09

 

 


愛車・HONDAジョルノの鍵穴に異物がしこたま詰められるというイタズラに遭う。自力では直せなかったので業者さんに頼む。チャリンコ一台ぶんの現金が飛ぶ。

犯人に告ぐ。貴様がやったことは必ず巡り巡って違うかたちで同じように返ってくる。この法則には誰も逆らえん。だからつまらん軽犯罪はもう止めろと。

そういえば俺も大昔、酔っぱらって止めてあるバイクにキックしてミラーをもいだことがあった。巡り巡って罪が罰となって返ってきたと、そう解釈すると腹も立たんどころか反省すらする。

だからどんなときでも、相手が喜ぶことをするということを心掛けようと思った。そうすればだいたいいける。
_07/10

 

 


YouTubeのラファエルさんチャンネルの見過ぎで関西弁がうつってくる。手前のエセ関西弁は相手にとって鬱陶しいだけであろうから留意するも、今日のインタビュー案件の対象の方々が関西弁だった。逆にやりやすく思う。ここ最近の関西弁の聞き過ぎで、関西弁が聞き取りやすくなってきてる。

ファンクみたいに「アタマにアクセント」を置くと、ちょっと関西弁チックになるということに気付いた。

わりとメリットがあって、アタマにアクセントがくるから第一声が明瞭で、話が通りやすいというか、被りづらいという利点がある。それによって多人数でも互いの発言のやりとりがスムーズかつテンポが良くなる。

俺は東京育ちだから「〜やん」とか「〜ねん」「〜へん」という関西弁ならではの言い回しはエセになるのでせずに、便利なアタマアクセントだけは身につけておこうと思う。関西弁、実はコミュニケーション言語として超優秀。
_07/11

 

 


クライアントから支給されるも興味の無さ過ぎで放置していた立派な一眼レフカメラ。ちゃんと撮れる技術を身に付けることは、確実に開けた道へと進む。誰に聞いても、どうやらそうらしいので、重い腰を上げて撮影練習をする。

ライター業で必要なのはポートレートの技術である。ちょうど白井さんが来ていたので彼を被写体にして実験的にバシバシ撮る。

悪くない。彼は写真を撮られ慣れている人物ということもあるだろうが、撮れ具合は悪くない。しかし、彼が「ちなみに」と言ってiPhoneで俺のギターを撮影した写真を見てみると、なんかこっちの方がよく撮れてる気がする。

やはり、ちゃんとしたカメラはマニュアル的な撮り方、微調整なりをすることで本領を発揮するようだ。露出って何だろう。シャッタースピードって何だろう。

明日、「とりあえずダメ元でいいから写真も撮ってきてみて」と言われた案件がある。うまく撮れて使えると判断されれば、きっと俺も撮影が好きになるであろう。

撮影技術があれば、ブログやウェブサイトに自分が撮影した写真を挿れることもできる。それはなかなかクリエイティヴで良い。クリエイティヴに勝る快感もなかなかないと思っている。
_07/12

 

 


俺はなにしろどんどんクリエイティヴになるためにはあらゆる修行が必要だと思っている。ある程度の手段は選ばない。

さしあたって毎朝起きがけ、ドライヤーをあてて鏡に向かっている数分の間、 わりとでかめの声で必ずアドリブの小話をするということを初めてはや10日程度が経った。

「はい、それではですね! 今日なんですけれども!」という感じで始まるオープニングMC的な喋りである。これがなかなか、目は醒めるわ脳はすぐに活性化されるわ発声練習になるわで良いことしかない。仮に、嫁なりの家族と同居していたとしても、これはやり続けるだろう。

「お前の毎朝の前説みたいなの、やかましいというかおもろない」くらい言われたら、ヤメるどころかむしろ前夜に台本すら準備して同居人を笑かしてやろうかという気概すらある。

「今日はカメラで撮って行こうと思います!」というくだりで始まった本日、一眼レフ様を持って案件に向かう。

どちらかというと撮られる方が好きなのだが、そういう問題ではない。撮影技術を身に付けることは、端的に言うと金を稼ぐ方面にも良き影響を及ぼす。頑張って行こう。そう思うが、初戦で雨に降られる。これが洗礼というやつか。

結果、写真はクライアントにOKを貰ったので、撮影デビューはまずまずとなった。だがまだまだこれから勉強が必要なので、空き時間に誰かを撮りまくっては撮影技術を身につけようと思う。

ちょうど味のある物腰の精神科医を知っているのだが、撮らせてはくれんだろうか。一眼レフを持って診察室に行ったら、まず変な病名をつけられそうだが、その瞬間の先生の表情を撮ってどこかに晒したい欲。
_07/13

 

 


中野サンプラザの喫煙所でひと休みする。

言わずもがな、喫煙に対する風当たりは強まる一方である。「10年一昔」というが、煙草に関しては本当にそうである。

10年前は「歩き煙草」というフレーズすらなかった気がする。

20年前は埼京線ホームに灰皿があった。

25年前は学校で煙草を吸ったのがバレても、教師からの「見つからないように吸え馬鹿が。生意気にPeaceなんぞ吸いやがって」の一言で済まされた。

30年前は、俺の親父は逆に禁煙していた。理由を聞いたら「時代遅れだ」と言った。いま考えると凄い先見の明である。

40年前は知らん。

中野サンプラザの喫煙所で、下手したら10代くらいの娘たちが楽しげに煙りをくゆらせていた。

「レギュラーいけるよね」

「赤マルっしょ」

「正式にはマールボロって読むんだよ」

「へえ。マルちゃん旨いわしかし」

とか言っていた。若い子にとっては、いかんものほど魅力的に見えるから吸ってみているのだろうか。

娘たちに対して俺は、「健康に悪い」とか「発育に悪い」とか「子供を産む際にどうの」という意見は全く湧いてこない。

むしろ、一回やったうえで、良し悪しを判断してほしい派の考えなのだが、ニコチンはちょっとした麻薬や向精神薬以上に依存性が高い。そこが問題だと思う。

俺は依存性の高いものにめっぽう弱い。ギャンブルはなんとかヤメられた。酒とは上手く付き合っている。煙草はどうしよう。最近、吸い過ぎなきらいがある。

それに、関わる周囲の方々の喫煙率は、国内平均値の3倍くらいである。友達はほぼ全員喫煙を好む。だから「ヤメたら?」という話にすらならない。

喫煙はヤメた方がメリットは大きそうだし、現代では不道徳行為になりつつあるが、でも、こう、離れられない感じが何かに似ている。

もう終わりにしたい気持ちもあるが、気持ち良いからヤメられない。不倫とかそういうのはこんな気持ちなのだろうか。人の脳は基本的に、快楽をコントロールすることは難しい構造なのだろうか。
_07/14

 

 


仕事の合間に撮影の勉強がてら近所をうろつく。

美しい造形の教会や、昭和感満載の赤羽台団地の古建造物、呑み屋街の景色などを撮ってまわる。屋外での風景撮影は、まずまずいけそうな感じである。

しかし、肝心のポートレートの練習ができん。しょうがないから赤羽公園で野ネコでも撮ろうとしたが、いつもだいたい居る野ネコが見つからない。今日はお休みのようである。

知らない人に「撮影の勉強中なんです。ちょっと撮らせてはくれんでしょうか」という一言を言うのはまずまず勇気が要る。理由は、新手のナンパと思われるか不審者と思われるか、犯罪を匂わすまであるからである。

ベンチで佇む退屈そうな老婆を発見。昔、高齢者を対象としたビジネスをガチでやっていた体験から、俺はよく知っている。80前後の高齢者は、人との触れ合いはだいたいウェルカムだということを。

「お母さんこんにちは」

「なんですか? なんですそれは?(カメラに超警戒)」

めちゃめちゃ警戒された。しかし俺は前世で詐欺師だったので、軽快な日常会話で和ますのにはまあまあ自信がある。

「…というわけでお写真をですね」

「何で私? いやぁよ!」

「だってお母さんカワイイんですもの。嫌だったらもうしわけ…」

「あらぁ! あなたいくつ? 私は82歳なのよ。独身?」

「ええ。独身です。僕と結婚しますか?」

「んまぁ! 私の息子はね…」

というわけで30分ほどトークを楽しみ、被写体ゲットである。チョロい。いや、ご協力ありがとうございます。許可を得るのを忘れていたので載せられないのが、悔しいくらい素敵な笑顔が撮れた。写真はうまそうなハトさん。

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日照時間なき日が19連チャンとニュースで聞く。そのわりにはわりと覇気みなぎる日々が送れている。それは、何より周囲の人達に感謝すべきであるという健やかな心境で粛々と過ごす。

ここ3カ月くらい、必ず毎日腕立て伏せを30回程度行ってきた結果、あきらかに腕と胸囲と首あたりが若干良い感じになってきている。

そういう訳で筋トレ欲に火が点き、ダンベルを買いに行く。5kg。久々に会う人に「痩せた?」とか言われるのはもうウンザリなので、筋肉だけであと10kgは体重を増やすことを目標にやってやろうと思う。こう、「筋肉」というわかりやすい威圧感が欲しい。

すくすくと育つ宅の植物を見て得られるような、日々一歩一歩の確かな進展という快感を、手前の筋肉にも向ける。プロテインの摂取も視野に入れるべきか。とにかく、日々の着実な進展というのは、マジで精神衛生上よろしい。
_07/16

 

 


陽射しなしの日20連チャンならず、ちょっと晴れた東京。撮影の勉強がてら近所で写真を撮る。上手くなってきているのかわからんので、宅に遊びに来た友人に感想を聞く。

わりと良さげな感触らしいので張り切ろうと思う。人間、褒められると調子に乗る。これは大事なことだと思う。

夜は案件で恵比寿に行って十割蕎麦食って帰る。なんだかんだでいそいそとさせて頂き、ありがたいと思う。チルな感じに酒呑んで寝よう。
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『ナニワ金融道』『ザ・ファブル』らの漫画作品にラファエルさん動画と、俺の関西弁愛は増す一方で、どんな引き寄せの法則かわからないが、最近は大阪出身の方々との案件がやたらと多い。

今日はグループ名に“大阪”というフレーズが入っているほどの大阪人方との案件。若い女の子達の関西弁にまみれ、俺は幸せだった。

「関西弁はアタマにイントネーションがくる」という俺の分析を、生粋の関西人の方々に向けたところ、「それもそうやが、例えば3文字の言葉だったら2文字目にイントネーションがつくねん。むしろ」とのことだった。

「自分、じゃあ関西弁で喋ってみいひん?」ということでエセ関西弁で仕事を進めたところ「それは韓国人の日本語やな」と素早く返された。このテンポ感が好きだ。

関西弁だと、キツい指摘も何故か笑いの方面に昇華されるという、とにかくハッピーな特徴がある。必ずと言っていいほど、オチをつけてくれる。こんな優しい言語というかコミュニケーションスタイルがあるだろうか。時間があったら絶対に大阪へ行きたいと思う。

その旨を、今日の案件で同行してくださった編集長に伝えたところ「なんかあったら出張で行く?」とのことである。是非お願いいたします。
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仕事でご担当者様に会った際、向こうは俺を覚えててくれたのに名刺を出してしまったときの気まずさといったらない。

「いや、いいですよ。平吉さんの2枚持っときますんでw」

というノリの良い方で本当に俺は周囲の方に恵まれていると実感した。業界が業界だったら消されるまである。気を付けよう。
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淡々とデスクワークに励みつつ、夕方は父親の様子を見にグループホームへ行く。今日はタンクトップで原チャリを走らせても全然いけるムシ暑さである。

奴の居るグループホームはとてもしっかりしていて、月イチで当人の様子のレポートと写真2枚が送付されてくる。日本の介護ビジネスもここまできたか。

今月の写真はほんの少々覇気が薄く、レポートにも「他の方々との会話がやや減ったご様子です」と、綴られていた。

一人でじっと、喋らずに、何もしないのが精神衛生上身体健康上最もよろしくないと俺は思っている。

だから今日は長尺で奴と喋ってやった。薬の効果で、アルツハイマーの進行、要はボケ度は進行していない感じである。

「壁のネコの時計、賢治が買ってきたやつだよな?」

「そうだね。しっぽが振り子で揺れるんだ。BPM60だよ」

「そうだな。60だな。あれ、いいやつだよな。1,500円くらいしたろ?」

「アホ。もっといいやつを買ってきてやったんだよ。安いやつはしっぽがすぐ止まるだろうに」

「ずっと揺れてるのがいいんだよな」

「そう。ずっと揺れてるから安心しなよ」

「ずっと揺れていてくれると安心だな」

「少なくとも俺が来る限りは、ずっと揺れてるから安心だよ」

「そういうもんか」

「あと、個室で一人でいる時間が長いと寿命が縮むと思った方がいい。リビング的なあっちでもっと皆さんと喋るといいよ」

「そうだろうな」

まあここに来ると何とも言えん心境になる。こればかりは慣れん。帰宅して仕事して終わって一眼レフ様をイジってたらまさかの動画撮影機能に気付いたので遊ぶ。今度、奴のポートレートでも撮ってやろうかと思う。
_07/20

 

 


湿気のせいか、今日はお腹が痛くて困っていた。今日は選挙の日。正直、国政よりも、いまは俺の腹の具合の方が心配だ。

しかし、腹痛をこじらせた際に行く病院という施設の維持、そこに居る医師の確保、看護士や医者という存在を職業として確立させるまでの教育ルート、病院で払う医療費、処方される薬の扱い、薬事法の取締り、新薬の認可、そのあたりを左右するのが政治や国政だろう。

だから、腹が痛いからすぐに治すという、たったそれだけのことも、政治に関わることである。そう自分に言い聞かせ、近場の小学校へ投票に行った。みんなはどういう気持ちで選挙に行くのだろう。
_07/21

 

 


昨日も来たが今日も渋谷へ行く。この街は何度来ても道を覚えられない。たぶん、道行く人とかなんやかんや情報量が超多いからだろうか。

取材先にたまたまいた編集長にツケメンとビールを奢って頂く。たまにメシ屋や喫茶店に同行するときは絶対に金を払わせてくれない。本当に、いつもありがとうございます。
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今年1、2かというくらいたて込む。テンパるほどのものであったが、むしろありがたいことである。キュッと仕事をこなせるように少しずつ前へ進もうという気持ちを抱えつつグッスリ寝よう。
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ありがたいことではあるのだが、たて込みも連日となるとしんどい。暫く休んでない気がする。仕事がいっぱいあるのは本当にありがたいのだが、やはりオンオフのバランスは必要で、オンが続くとだんだん気が立ってきていることが手前でもわかる。ここはひとつガス抜きが必要だと思っていた。

明日の案件後は3日ほど時間的には自由がきく予定だ。だから明日、シャンパンでも呑みくさってリラックスしようと昨日決めていた。

何のシンクロニシティか知らんが、さっき来訪した白井さんが持ってきてくれた誕生日プレゼントはシャンパンと日本酒だった。しかも俺が好きなシャンパンの銘柄だ。マジで凄い奴だと思った。心が読めるのかと。昨日今日「シャンパンを呑んでやろう」と確定気味に心に決めた翌日によくもまあ。

人間歳を重ねても単純なもので、白井さんのご好意で手前の気分はすっかりほっこりとした。俺は本当に周囲の人達に恵まれている。白井さんどうもありがとうね。
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疲労がたまっているのか、主に精神的に日中しんどくなってくる。昼と夜の案件の間の時間、新橋のコーヒー店でカタカタやっていたら「もうこの席で寝てしまおうか」という気持ちになってくる。

これは良くないなと思いながら「ゆりかもめ」に乗って台場へ。しんどかった気分は何故か夜が更けるにつれて元気になってくる。手前の精神構造をこう、図にしたやつが欲しい。

そういったわけで帰宅してわりと元気に原稿を書き深夜。明日明後日は宅での作業のみの日である。少しゆっくりできると思うともっと元気になってくる。

これから12時間くらいは徹夜麻雀でもできそうな感じである。いや、ギャンブルはヤメたから絶対に行かん。いつもより旨い酒を呑んで沈むように寝くさろう。案件がたて込むのは華。
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宅で仕事をしていたら友人がご来訪。さいきんちょいちょい遊びに来るのだが、必ずパンとかおにぎりをぶらさげて来てくれる。しかも「ウナギおにぎり」とかそういったクオリティの高いメシである。なんていい奴だ。

その後はカタカタとデスクワークをして過ごす。いま溜まっている案件が仕上がったら、新たなMacBookProを買いに行きたい。

家電量販店では、Apple製品でも値切りが可能というネット記事をみかけたが本当だろうか。俺は「値切り」という行為を一度もやったことがないので、ためしにやってみようかと思う。

「今日、なんなら一括で買えるんだけど、どうしよっかな〜」みたいなスタンスをチラチラ見せれば良いのだろうか。「値切り」という行為のやりかたが全くわからん。
_07/26

 

 


ほけんの窓口に行く。俺はフリーだから怪我や病気で入院などしたら保障がない。だから「保険のひとつも入っとけ」と、昨日友達にガチで言われたので、さっそく検討に行く。

保険のプランは実に多種多様で目眩がする。とりあえずプランナーの方に俺の現状に合うやつを2つに絞ってもらった。月々いくらかずっと払い続けるわけだから慎重な選択となる。

いかつい保険プランだと月数万とか、まあ色々とあった。「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」らの三大疾病と診断されたらドンと金がもらえるやつもあるらしい。知らんかった。

「富裕層の方はさぞかしお高いプランに入られるのでしょうね」

と聞いたら、

「大金持ちの方はむしろ保険に入りませんね(笑)」

と、至極当然のことを言われ、「金は命よりも重い」という名言を思い出す。

俺は保険をかけたり、金勘定やマネタイズとか、ゲームで言うところの「残機に対するケア」がへたっぴなので、今日こうして「ほけんの窓口」に足を運ぶきっかけとなる旨を真剣に諭してくれた友人に感謝したい。俺は本当にまわりの人達に恵まれている。どう恩返ししてくれようか。

今日だって、対応してくれたプランナーの方はとても丁寧でわかりやすく親身に説明してくれた。見た目は昭和のギャンブラーっぽくて親近感もあった。こういった、「人に対するヒキ」みたいなのは強い方なのかもしれない。そこは親にも感謝すべきであろう。
_07/27

 

 


隙間時間に本屋へ行く。北区最大と謳う本屋がごく近所にあるせいで、逆に本を買う頻度が減った。端的に言うと立ち読みしてしまう。立ち読みはよくない。そう思いつつも、メンタリストDaiGoさんの著書を半分くらい立ち読んでしまう。

集中力に関する内容の本だ。座りっぱなしは案外集中力が続かず、15分おきに立ったりすると捗るとか、集中力は相当持っても120分とか、カフェインが効き始めるのは数十分後からとか、そういったことが書いてあり、とても参考になった。

だから帰って原稿を書く際、たまに立ったりした。捗ったような気もする。著書でもなんでも、人の役に立つことを発信する人は凄いなと思う。俺もそういう人間になりたいものである。
_07/28

 

 


昼ちょいに取材案件が終わったので帰宅。少しデスクワークをして、まだ日が高いので小一時間撮影練習でもと思う。

その前にブタカルビチャーハンを食おうと思う。チャーハンを一眼レフで素敵に撮ろうという案も出るが、チャーハンをくっきり撮ってもチャーハンにアレかなと思って、食事の前に少しブラブラと被写体を探す。

俺の求めているスキルは素敵なポートレートを撮影する技術である。この間は80代のお母さんを捕まえて撮ったが、今日は若者が撮りたい。

駅前でサンプリングの仕事中の若者を口説いて撮る。良い表情が撮れた。案外、みなさん柔軟に撮影協力してくれるものである。

しかし、ネットへのアップの許可承諾を忘れたので再び被写体を探す。どこかしらに晒さないことにはフィードバックが得られない。

人気の多い赤羽公園へ。協力してくれそうな物腰の若者は見当たらなかったが、イヌがいた。イヌでもいいかと思った。

まずはイヌが憩う周りに居る妙齢女性4人組を口説くところからだ。

「かわいいブルドッグちゃんですね。僕、撮影の勉強をしていまして」

「あら! タマゴ?」

「そうです。タマゴみたいなもんです。カメラの練習中なんです。ワンちゃんを撮っても…」

「ほら! ほら! 撮ってくださるってよ!」

実に協力的である。聞く所によると、俳優の故・大杉漣さんがこの付近でロケをしていたときに、このイヌは大杉漣さんに気に入られ、急遽ロケに加わったそうな。徳の高そうなイヌである。

「カシャ。見てください。笑ってくれました」

「あらぁ〜! あなたプロになれるわよ! 絶対に有名になれるわよ!」

「そうですかエヘヘ。なんならお母さんもお写真を…」

「私はNG! この子をもっと撮ってあげて! モモタロウっていうのよ」

そういったわけで可愛いモモちゃんが撮れたうえに超褒めて頂いた。いままで全く興味がなかったカメラというものは、どうやら、人と人とを温かく繋ぐツールであるということに気が付いた。

写真を撮っただけで喜ばれたうえに、「何かに載せてあげて!」と掲載許可までくれた。さっそくTwitterにアップする。一眼レフ様はすごいなと思いながらほっこりしてチャーハン食って帰る。
_07/29

 

 


仕事場で一人カタカタやっていると、気晴らしが必要になってくる。「ちょっとYouTubeでラファエルさんでも」という感じのをやるとただのサボりになる。

喋り相手がいればそれが最適なのだが、いない。5、6人の少数精鋭の事務所をかまえたい欲。それは、わりと夢のひとつでもある。

しかし現状は個人営業。デスクワーク時、近くに同僚はいない。だからシンセ鍵盤の電源を常に入れておいて、書き仕事にちょっと疲れてきたら鍵盤を弾いてリラックスする、ということをここ3日くらい繰り返していた。鍵盤を弾くのなら音楽的鍛錬にも勉強にも楽器練習にもなるので、決してサボりではないし極めて有意義である。

PCのキーボードで文字を打ち続けて、疲れたら鍵盤を打ち続ける。この繰り返しは指の疲労をこのうえなく溜める。3日で気付いた。どうりで最近指疲労を強かに感じるわけである。だから今日は早じまいにしてスカッと酒2合呑んで早めに寝よう。

たて込む事はありがたきなのだが、指がイカれたら殆どの仕事が満足にできなくなる。それは恐ろしい。「指がイカれたら一気に100万ドンとおりる」という保険はないものだろうか。月3,000円まで払う。
_07/30

 

 


暑過ぎる東京。半袖でも暑い。それに加え、俺は外行き用の半袖をほぼ持っていない。だからタンクトップを買いに行く。

おととい、長袖ワイシャツを着て案件に赴いたところ、若い女性の担当者様とこんな会話になった。

「暑いのに長袖なんですね」

「半袖がなんか苦手なんです。タンクトップはアリなんですけど」

「逆に潔いです。わたし、長袖フェチなんです」

俺はこれを社交辞令と受け取らず、半袖で人前に出ない主義という手前のスタイルを肯定してくれたと受ける。だからタンクトップを2枚買って着て涼しく過ごした7月ラスト日。
_07/31

 

 


 

 

 

 

 

 

 

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