11/2017

new_Anonyment_0914人の作業日記

ここだけ毎日更新。ツイートばりの短文日記。
11月


精神科医と初めてお話をする小一時間。私が診察を受けた訳ではない。「精神疾患や人格障害の類いは、治るものではない」という意見は、その同じ歳くらいの精神科医と一致した。精神科医の先生が一番言っちゃいけないことな気もするが。

あと、先生の物腰や話し方を観察していたが、ちょっとサイコっぽかった。ラーメン食って帰ってちょっと原稿書いてのんびりする本来お休みの日。
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赤羽の純喫茶「デア」でカタカタと過ごす。この店はどうやらエレカシ宮本浩次さんがよく通っていた店らしく、サインや写真が奉ってある。この喫茶店のソファはフッカフカで実にケツに優しい。

赤羽台の入り口の坂も確かエレカシの聖地なので、くだらねえとつぶやいて冷めた面して歩く。と、ずっと歌いながら向かう。赤羽という地は何故か奇人が非常に多いので、まあまあの声量で歌いながら歩いていてもむしろ自然。赤羽公園でオリジナル礼拝をしながらラリっている男性を見かけたが、ごく日常風景である。

聖地で何枚か写真を撮っていたら坂の上にはけっこうなの規模の団地があることを思い出す。

三十路を過ぎたあたりから団地マニアデビューした俺の団地欲が自然に震ってきたので赤羽台団地を散歩する。44号棟〜49号棟の佇まいと形が本当にたまらない。共感できる同志が居ないのが非常に残念だが、建物の側面に打たれた号棟数字のフォントもたまらない。

ゾッとする感覚とワクワクする感覚と懐かしい間隔が混じった、説明の出来ない満たされる感覚。無機質で、連続性を持ち、どこか冷ややかな建物と汎用性に欠けたフォントで乱暴に打たれた数字を見て何が面白いのか。前世で何かあったのかなど、そういった理由しか思いつかない。何となく好きなことというのは、案外全てそうなのかもしれんと考えると、生きるのがスムーズになる気がする。
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東京を南へ南へ、祝日で賑わいを見せる台場へ向かい轟音のライブを観る。何だか今日は一日を通して覇気がなかったので、帰り中華屋で気つけに定食とラーメンを一気に食べるという暴挙に出る。

近くのテーブルのおばちゃんが「あんなに痩せてるのに食べられるのかしら?」という目で僕を見ていたのを確かに確認した。僕だって食う時は食うんだぜおばちゃん。

案外普通に食べられたどころか、餃子をもう1皿くらい食いたいというくらいの心境だったため、食欲が旺盛ならまあ良しとしようと思う。

帰って原稿を書いて、別件で到着したヘヴィロックを聴く。イイ。コリコリと事務作業もしていると、だんだんと覇気が湧いてくる。ただただ、仕事じゃなくて遊びたいなと思っていただけと判断する。怠けたいなと思う日があってもいいと思う。そういう時は、おばちゃんが心配するくらいメシ食べてちゃんと仕事すれば治るそうな。
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どうにも遊びほうけていたい欲が止めどなく朝から溢れるも真面目に仕事に精を出す。 真面目である。昼めしにイワシ3匹定食をバキバキと食べる。定食のチョイスすらどこか真面目である。真面目がどういう概念かいまいちピシャリと説明できないが、きっとひたむきにコツコツ、といったところであろう。どちらかと言えば概念としては見上げたものある。よし、真面目に酒呑んで寝よう。2合。
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特に思い当たるフシもなく超熟睡する。イワシ定食を頭ごと食べたのが良かったのだろうか。デスクワーク中心に原稿を書いたりして過ごす秋の快晴日。久々にThe Clashの『London Calling』を聴くが、パンクだけどパンクでない爽やかな音像で気持ちいい。

やっぱり改めていいアルバムだなと感じると共に、前回にこのアルバムを聴いた時期が記憶からよみがえる。たしか、30歳の頃の、新宿御苑の周りを車で走りながらの秋の快晴日だった。鮮明に蘇る。音楽はこういうとこ不思議だ。
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赤羽の喫茶店「友路有」でカタカタと過ごす。昨夜呑んだボンベイサファイア・ジンがこんなに旨かったかと思い進んだが、まあまあの二日酔いに。100mlくらいしか呑んでいないが効く酒は本当に効く。よくボトルを見てみるとアルコール度数47%と表示してあった。ほぼ半分がアルコールとは、よくよく考えると恐ろしい飲み物だ。
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三食食べて朝から夜までまんべんなく仕事をするという素晴らしく普通の日。夕方気つけにレッドブルと胃薬を飲んだからか夜中まで活力がみなぎる。勧めてもほとんどの人はやらないだろうが、レッドブルと大田胃散の組合わせはびっくりするほど美味い。イエーガーマイスターというリキュールにそっくりの味になる。
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超久しぶりに風邪をひいた気配を感じる。ここ半年か1年か、ちょっとした気休めに市販のビタミンC錠剤「クニキチ」を3粒づつ飲んでいて、日々なかなか艶やかに調子が良いため、一生風邪はひかんと思っていたが当然そんなことはなかった。
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体調などすぐに良くなったのでグレゴリオ聖歌などをiPodで聴きながら移動する。だいたい1オクターブ以下で構成されているメロディがシンプルでいいっちゃ良い。原稿を書いたりフォーキーな歌謡曲をアナライズしたりして過ごす。

昨今、隣人の謎国人の喋り声がだいたいやかましいが、だんだん気にならなくなってきた。しかし、機材を置きにきた音にはうるさい友人が「お隣さんうるさいね?」と言うからやっぱうるさいのだろう。俺宅もまあまあ音を出しているし、お互い様だから良い。
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昼イチでギターレッスンに行く。そして終わったあと赤羽の純喫茶「デア」にまた行く。エビピラフやらを食いながら仕事をして過ごす。ある程度の長居に許可を得るようにとオーダーしたエビピラフは思いのほか美味かったそうな。あとは革靴のクリームとかカラアゲとか買って帰る。日常という感じの日常感が心地良い日。
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担当の村上氏がおこなったSUGIZOさんのインタビュー音声をおこしていたら、もの凄い紳士な方で驚く。

SUGIZOさんは、30代後半、40歳くらいから50歳くらいが最もエネルギッシュで、人生のピークだと説いていたので、そのくだりにどうも勇気づけられる。話し方が書き言葉のような方は、賢人という感じがするので見習いたい。
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これからどうエネルギッシュに生きるか考える。とりあえず今はエネルギッシュかどうかというと、20代の頃よりもむしろ活動的な気がしてならない。

やらなくてもいいことに固執していたのが20代の頃で、やるべきと信じたことに固執しているのが30代で、どうもその違いは大きい気がしてきた。

今日書いたこの文を20代の頃の手前に読ませてやりたいが、読ませたところで鼻で笑って10年後のことすら考えないだろうと思う。

現に今から10年後にこの頃の雑文を読んだら、やらなくても、やるべきことでもない、俺は一体何に固執していたんだと、鼻で笑えたら何かしら正解な気もする。
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丸一日宅で仕事をする。原稿書きや音源アップロード作業で一日が過ぎる。今日は宅周辺をうろつくノラネコとしか喋っていない。こいつとはだいぶ仲良くなった。声をかけるとガンガン脚に当たってくる。コンビニまで行く道中「行くぞ」と言ったら100mくらいついてきた。

そいつは途中ではち合わせたウシ柄ネコに「シャー」とコンタクトし、そこで途切れた。ネコはネコ同士コミュニケーションとるのが一番幸せなはず。人もそうであるはずだが、対人の情報量が膨大な昨今、全くもって独りというのも贅沢な日だとしみじみ思った秋も終盤。
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今日も一日宅で仕事をする。ちょっとたて込んできた気がするのでシャキシャキとやる。昨日今日とコーヒーが死ぬ程美味く淹れられるのだが、これはとうとう解脱したのだろうか。

原稿を書き、サイトを更新し、資料などを作り、今日も会ったネコをいじり、ラーメンを食って過ごす雨で湿った平日。
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立て込んできたなりにシャキリと仕事をしていると、ぶり返した風邪気味はピシャリと治る。2日かけて長ネギと生姜を致死量寸前まで食べたのが功を成したとみた。

Aphex twinの『CHEETAH』を聴いていると、僕もマニアックなアナログシンセが欲しいと思う。あと、急に車も欲しくなってくる。20歳の時に本気で買おうと思っていた「シルビアS13」が欲しいが、もはや旧車のS13を街中で乗るときっと走り屋だとか思われかねん。しかしそれはそれで若干憧れる。

アナログシンセサウンドが効いたテクノを聴きながら、景気良く首都高から神奈川あたりまで安全運転でシルビアを走らせて、そのまま九州あたりまで行ってしまい、ついでに池島のレトロな団地群を観に島へ入り、その荒廃美に魅せられ、そのまま帰ってきたくない欲。だがしかしきっと皆で忙しい年末はすぐそこ。
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明日の取材案件の資料などを作りつつ過ごす。最近メシを多めに食べるのでなかなかの覇気に満ちる。

今年は何だか各種資料作りの機会がたいへん多く、いつもはフリーソフトのOpen officeなどを使っているのだが、エクセルやパワポがちょっと欲しいと思いつつ新しいPCも欲しいなと思う。

覇気があると食欲・性欲・物欲がみなぎり、すこぶる俗物な気分になるが、そうでもないと非生産的な破滅願望に苛まれることもあるのが人間の仕様につき、達観した崇高な無欲生物より、俗物の方が楽しいのだろうかと考え、結局俺はもっと現金が欲しいのかと思う。

そりゃ欲しいが、現金では得られないことに対して時間を費やすこともなかなか多かったここ数カ月、数年は、バランスが良いといえば良い。
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この上ない晴天の中、早々に取材が済んだので表参道のメシ屋で赤いスパゲッティを食う。ついでに界隈を小一時間散歩し、クソ高価そうな服屋でスーツなどを見る。

なんとなく今なら買える気がしてくるが高価いので買わんかった。こいつはクールだと思ったイタリア製のローファーの革靴は10万円だった。履きたいが高価い。クソ高価いスーツと革靴がちょっと欲しい。

気が済んだので赤羽に戻り、純喫茶「デア」で原稿やらをやる。「コーヒー、ミルクは…ブラックでしたっけ?」と、短期間に3回来たので、ママさんは覚えてくれたようだ。

どういう訳かこの店は波長が合うというか、凄く仕事をするに居心地が良いので足繁く通う。コーヒーとチーズサンドで3時間も居て申し訳ないかなとも思う。また来よう。
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足早に進む冬の乾いた空気の中、せっせと仕事をし、温かく冬が越せるように蓄える。寒いので酒とローストビーフの塊を買って凌ぐ。300円のローストビーフの塊は逆に怖い。肉は肉な訳だしきっと旨かろう。
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盃を交わし、血縁ではない者同士が縁を結ぶというのは、アウトローな方々の行為だが、何となくけっこう素敵なことだなとか、ふと考えながら仕事に励む。

そういった種類の信頼関係上下関係に恵まれなかったのか、自ら敬遠しているのか、ぼやぼや考えながら赤羽の雀荘で3時間ほど夜更けに遊ぶ。

最近、人間関係についてよく考える。人間が何を求めているのかというと、結局、人間は人間を求めているという考えに至るのだが、たまに独りを欲する人間がいる。

それは、独りで創り上げる必要のある世界を持っている者、もしくは人生の初期に「人間は怖い」という意識を心身的に「これでもか」と残酷に植え付けられた者だと思う。

そうでない者は、家庭という世界をうまく作ってうまい具合に人と人のリレーションシップを自然に繋ぐ。

そうでない人は、どこか不自然な物腰、所作、言動、思想を持っている。ただ喋っているだけでどこか不自然な人間。

そういった者は、人間関係について、自然ではないが、何と言うか自然には知り得ない真理をあらかじめ知っている。

だけど、知り得ない真理やらを重要視しない方が、人間関係というものは上手くいく気がするとか考えながら、色んな人と接すると、とてつもないハッピーな孤独感と厭世観を味わえるのでいささか良くない。気がする。
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レッスンに行って喫茶店に行ってとよくある日だったが、ガソリンを入れ忘れたり時間の感覚が微妙におかしかったりと、若干の違和感が夜まであった。

理由は、起きがけに残っていることを実感していたから間違いないが、昨夜ベンゾジアゼピン系の緩和剤を酒と一緒に飲んだ為。

この組み合わせはよかならぬ効き方がすると中島らもさんの本にも書いてあったのに忘れていた。そもそも薬と酒は基本的に一緒に飲んではいけないという大前提。
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