11/2018

new_Anonyment_0914管理人の作業日記

ここだけ毎日更新。ツイートばりの短文日記。
11月


夜の22時くらいに集中力のピークみたいなのを感じる。そろそろ酒でも呑んで沈もうかと思ったが、これはもったいないと思って、別に明日でも明後日でも構わない3時間弱かかるひと案件を一気にやってみる。

クロックアップしたCPUが熱を帯びるのと同様に、本当に脳が熱くなるのがわかる。気のせいかもしれんがプスプスする。とりあえず仕事の前倒しは気持ち良いので良しとする。よし酒だ。
_11/01

 

 


このあいだ買ったカブがまだあったので味噌汁にして食う。どうしてこんなにうまいのだろう。今日は終日宅の机をつかんで暮らす。原稿起こしなどに励む。

知人の、乗っ取られたLINE IDからであろうという詐欺メッセージがくる。「webmoneyカードを買ってきて、認証番号を写メしろ」という内容だった。金は後から振り込むから急いでくれと。よく考えたものである。

ちょうど机の上にApp storeカードの使用済みのやつがあったので、それの番号部分だけ送ってやる。パッと見はwebmoneyカードの認証番号と激似である。しばらくして「既読」がついた後、やりとりは途絶えた。相手は、どういう気持になったであろう。

一瞬でも「こいつ、かかりやがった! よっしゃ!」と、歓喜の声を上げただろうか。その一瞬でも気分を上げてやったのだから感謝して欲しいものである、少しそう思いながら仕事をする。詐欺は、数を打てば儲かるかもしれんが、現金と引き換えに、最終的に何らかの地獄を見ることになる確率が極めて高い。合掌。
_11/02

 

 


昨日と同じような時間軸で過ごす。最後に残ったカブをたいらげる。2日も宅で一人机に向かうという過ごし方をすると、当然喋る相手もおらず、厭世観がふわっと流れてくるが苛まれず。

少し散歩に出て、野ネコに話しかけてはことごとく振られ、確実に食いつくという「ちゅーる」というネコ用おやつでも持ち歩こうかと考える。しかし飼うつもりもない動物に食い物をやるというのは、どこか何かしらの摂理に反する気がするのでヤメる。とにかく、静かな日であった。
_11/03

 

 


東京大学の駒場キャンパスへ行く。これといった学歴がないので、立派な大学の構内に入っただけでもたいへん新鮮な気分であった。

今日はここに学生・一般人含めて数千人が集結した。まるで人気バンドのライブ会場なみである。俺はそういったところでは必ず、集まる方々の人種というか「共通する雰囲気」をイメージにまとめる思考癖がある。

メンタルヘルスマネジメント検定受験場に集う方々を言葉に表すなら、「人畜無害」であった。なんというか、みなさんちゃんとしてそうな物腰。チャラい人やキワモノっぽい人は一人として見かけなかった。

日曜日だからか、私服的なやわらかい服装が目立つ。平均年齢30〜40歳といったところだが、スーツ率など1%未満だった。良かれと思い気合いを入れてスーツに黒シャツで張り切って来た俺は猛省した。完全に浮いている。

試験時間2時間という、頭がしびれそうなボリュームの試験を全力で受ける。仕事と麻雀以外で全身全霊の思考力と精神力を使うということはあまりにも久しい。

今日受験日の資格は「I種・II種・III種」と3種ある。俺は同日開催だった「II種」と「III種」をまとめて受験した。それが無謀なのかどうなのかわからないが、2時間ずつ、マークシートと問題用紙と勝負をした。

ひとつ気付いたのは、人は、本気で勉強して臨んだ試験の問題で初見の単語が出てくると、狼狽を通り越して笑う。

「受験は本気を出す練習」と、ふかわりょうさんが昔ラジオで言っていた。本質を見事に突いた表現だと思う。人間、何をしているときが面白いか、楽しいかというと、「本気で何かをやっているとき」だと思う。

そういった訳で、お勉強やら資格やらという固い概念であったが、俺はこの数週間、何故か真面目なことを自分なりに本気でやっていたので、たいへん楽しかった。そういった清々しさと、終わったかという少々の喪失感と、合格発表におののく気持ちを、酒でふやかしてグッスリ寝ようと思う。
_11/04

 

 


2本目のストロング系缶酒は500mlではなく350mlにすると神に誓ったのに背いた罰なのか若干の二日酔い。背徳感は、ない。

木村編集長が月初に原稿おこし案件をたくさんくれたので、それをサクサクとやるべきだが、まあまあの音量でストラトキャスターを、目の前にオーディエンスが居るかのテンションで立って弾く。3時間は弾いた。

ドアーズとイーグルスとキングクリムゾンと、チューニングを半音下げてガンズアンドローゼズを、チューニングを戻してナインインチネイルズとポーティスヘッドとレディオヘッドとホワイトストライプスと、60年代から2000年代にかけての曲を音源に合わせてせっせと弾き、気が済んだので仕事をしようという気になる。

その3時間、仕事をしていれば5000円くらいにはなっていたのではと思うが、金ではない、人生金ではない、金も必要だが現金よりも大切なものはいくつかある、しかし金もだいぶ大事だ、そう思いながらせっせと原稿をやる。

「仕事」「教養」「勉強」「遊び」という4つの要素をバランスよく走らせてさえいれば、俺は常にハッピーで居られるという結論に、つい数日前に至ったのである。どれかが崩れると、たちの悪い鬱に陥る。

そして、なぜそれらの要素に「家庭」が入っていないのかと、仕事部屋のでかい窓の外を見つめながら考える。むしろ何より大事なのはそれでは、という思いに、いつ気が付けるかが問題である。

俺に子供でもいれば、「こないだiPhoneのCMで流れてたポーティスヘッドのフレーズのコードはこうだよ!」と、ギターの弾き方でも教えてキャッキャと遊ぶのだが。その行為には、「家庭」「教養」「勉強」「遊び」と4つの要素が入っている。何と素晴らしいことであろう。
_11/05

 

 


一日中雨。赤羽図書館に行って数時間、雨の日らしく過ごす。ウィリアム・バロウズさんというジャンキーでも有名な作家さんの本が読みたかったが、なかった。目的を失ったので、様々なジャンルの本をちょっとづつ読むことにする。

苫米地英人さんの本には「大きな目標・ゴールをもちましょう」と書かれている。それがある人とない人では、相当違う。

四季報を読んでみると、この国にはどれだけ多くの企業があるのかと思い知らされる。有名企業は新卒採用者の比率が高いっぽい。

タモリさんが好きそうな超でかい地理やら地図の本を読む。でかすぎて腕が疲れる。

「蚊」というタイトルの、蚊に関して500ページくらい記してある本を読む。蚊に興味は無いが、蚊に関する学術的視点とマラリアのヤバさと、けっこうな情報量で著者の情熱を感じた。

「醜」という画集を読む。隣には「美」という画集がある。両方読むが、「醜」というやつの方が読みごたえがあった。そこには、中世から「醜い何かしら」が描かれたグロい絵や滑稽な描写ばかり。

芸術的視点でもなかろう、ただただ醜い人のさまが描かれていて、どうにも心を奪われる内容だった。逆に「何をもってして醜くないか」という点がわかった気がする。

1001個の偉大な発明が書かれている極ぶっとい本を読む。電球や電話、鍵盤などは「発明品」としてピンとくるが、コンドームや液体石鹸、抗うつ剤など「それも発明なんだ」と思うものがたくさん紹介されている。

「発明品」というのは「人の生活を利便的・文化的に劇的に変え、苦しみを解消し、欲をスムーズに満たす品」という解釈なのだと気付き、腑に落ちる。

では最近の発明品は何だと思って、2000年代の発明品の部分にさしかかる。そこには「iPhone」があった。確かに人の行動まで劇的に変えた品である。

スマホが最近の凄い発明品だということは、けっこうな人が認識している。というか、今日俺が本をたくさん読んで新鮮に感じたことは、たぶん、けっこうな人は既に何となく知っていることである。

しかし、何となく知ってたが、気になった本を能動的に選んで読んで、そこに感銘が加わっていたからであろうか、手前の知見になったような気にもなった。何故か、スマホで知識・情報を得たときとは真逆の感覚である。

何となく知っているようなことが、改めて発見するような感覚が得られる「図書館」とは不思議な場所である。徒歩数分の距離にその不思議な場所がある僥倖にも、今日気付いた。入場料200円くらいの「気付き屋」とかにしたらいいんじゃないだろうか。
_11/06

 

 


死んだ飼いネコをペロペロ抱きしめて幸せな夢をみて起きる。昨夜、ヒカキンさんがモフモフのネコを愛でる楽しい動画を観たからだろうか。

ここのところ案件がトトトと来てたいへん覇気がみなぎる。このあいだまでの、3カ月は続いた天中殺時期の良き反動だと、そう解釈すると、生きていればだいぶ波があるのだと実感する。

悪い波のときに心中と精神さえ腐らないでいれば、ジグザグに右肩上がりにいくのだと、そう信じて明日も、明日やるべきことを頑張ろうぜと思える。
_11/07

 

 


大量の仕事のデータをダウンロードしてDAWに広げてまとめてと、サクサクと作業していたら深夜も更けていた。ここで、ふつうに酒を呑んで寝るべきか、カルピスでも飲んでササと寝るべきか迷う。ちょっと迷ったがベストな選択は簡単である。カルピスサワーにしよう。
_11/08

 

 


ビル中にガソリンを撒き散らすという夢をみたが、俺の深層心理の何を表しているのか一日考えてもわからなかった。

レッスンや原稿などの仕事が終わり、これから酒と煙草を買いに行くまで、一歩たりとも外に出ていない。大丈夫だろうか。

今日は金を1円も使っていないからコンビニで豪遊してやろうかと思う。無駄に高い缶酒や、立ち読みで十分なゴシップ雑誌をあえて買ってやろうか。いいや、無駄使いは愚の骨頂である。1000円札一枚だけ持っていけば豪遊は防げるだろう。

しかし「酒と煙草とつまみ」を1000円でおさめるのはなかなか吟味が必要だ。まず、煙草で半額なくなる。そして俺が好きなミミガー的なつまみは200円くらいする。缶酒も2本は必要である。ギリだ。

節約は良いことであろうが、あれやこれやと金銭的にギリなことを考えていると、どこか卑屈な気分になってきて、何もかも燃やしてしまえという気持ちになる。そこでガソリンである。いや駄目だ。
_11/09

 

 


この先近い未来、AIに仕事を奪われるという話をよく聞く。確かに、答えと目的が決まっている仕事に関しては、人工知能がノーミスでやってくれた方が効率的なのかもしれない。

AIにできて、人間にしかできないことは何かと考えてみた。すると、「繁殖」と「失敗」以外思いつかなかった。繁殖は自発的な目的で、失敗は進化の素なので、人工知能には不要である。

ということは、自発的な目的と、プログラムされていないことに挑むチャレンジ精神、この2つが備わったAIが普及したとしたら、本当に人間の仕事はなくなる気がする。

でもよく考えると、もっと根源的な、「欲」というものは生物にしかないから、全ての仕事が奪われたとしても、「仕事がしたい」という人間の欲によって、AIはほどほどにという感じになる気がする。人間と機械の違いは、欲の有無なのだというところに落ち着いた。もっと欲が欲しい。
_11/10

 

 


実に見上げたことではあるが、ここ数日仕事ばかりしてオーバーワーク気味であるにも関わらず、疲労感がほとんどない。たまにある感じだが念のため、本棚から「DSM5診断の手引き」を取り出し、数日かけて半分くらい読み進める。

けっこう有名な疾患で「双極性障害」というのがある。躁と鬱をくり返すやつである。簡単に言ったら、ハイ過ぎた時期のあと、ダウナーな時期が来て、それを病的にくり返すという、なんとも人間味のある症状である。

しかしこいつは、自分でもその荒波についていけなくなり、破滅的に消耗するものらしい。カート・コベインがこれで、炭酸リチウムという薬を服用していたりしていて「Lithium」というあのカッコ良い曲が生まれたかどうかは、まあまあ信憑性のある話だ。

専門書的なのを読むと冷静になれる。俺はどうやら双極性障害でもないし、決してカート・コベインでもないので大丈夫だと。ここのところ、ただ、心身共にやたら元気なだけである。疾患について、自己判断は危険だという。しかし、俺はそうでもない部類もあると思う。

そういった訳で、酒でも流し込んで寝ようと思うが、精神疾患よりも俺が怖いのは、アル中と認知症だ。この2つには細心の注意を払いたい。

「アルコール依存症」は、精神疾患診断マニュアルである「DSM」に、はっきりと明記されている。酒とは一生友達でいたいものなので、裏切らないように心掛けようと思う。
_11/11

 

 


終日、宅。DAWでの編集作業が終わり、ここのところずっと滞留していた案件の最後のひとつが仕上がる。最近、やけに仕事がスムーズで何故だろうと思う。良いことだが。

とてもすっきりした気分であるが、明日は暇である。一日散歩でもして過ごしたいが、どうやら雨が降るもよう。しばらく仕事ばかりしていたいから明日も仕事をしていたい。仕事降ってこないかな。
_11/12

 

 


靴磨きをするほど暇であった。めしを2食自炊するほどのんびりのどかに休んで暮らす。何だったら早い時間から酒でも呑んでいようと思ったが、明日は健康診断なので控える。

昨年はオールA判定的な健康体であったが、今年はどうだろう。先月、強烈な風邪を引いて果てそうになったことだし、体力が低下しているのだろうか。

現在、自覚する限りやや過剰なほど体調は良いのだから、半年ほど健康診断を延ばしてほしい。それくらいバリウムを飲みたくない。
_11/13

 

 


どうしても飲み干したくないので、俺は3割ほど飲み残したバリウムが入った紙コップを妙齢の看護婦さんに渡す。「ちゃんと飲みなさい」と言われ、「まずいからキツいんです。無理です」と反論し、「進まないよ!?」と凄まれ、飲み干す。

こいつは焼酎等で割らないと飲めたものではない。たぶん、マッコリみたいな感じになって悪くないと思う。そういった訳で、一日中ハライタで過ごす。

直しをくらった原稿をやる。こういったとき、リテイク・ダメージ的なものはないと言えば嘘になるが、俺はいつも、直すべき箇所に対しご指摘を頂き、勉強になるなと思っている。編集してくれて本当にありがとうと思う。正確に言うと、そう思うようにしている。

だから再提出時に「ご指摘ありがとうございます。いつも勉強になります」とかメッセージに加えたら、何だかもの凄く強がっている上に嫌味に聞こえそうなのでヤメる。とにかく、指摘はありがたいものである。体内に残留するバリウムを殲滅するために、おいしい缶酒でも買ってきて呑んでもう寝よう。
_11/14

 

 


なんとなく和音の勉強じみたことをする。メロディックマイナーが乗るコード進行やら、オルタードといった込み入ったやつは、使わないと忘れがちという。

なんとなく目の前にあったスティーヴィー・ワンダーの楽譜をめくってアコギで和音をポロポロとする。どんなアプローチも鮮やかで深くてさりげなくて、改めて素敵だなと思う。

20代半ば、ロック音楽に飽きてきてスティーヴィーを年中聴いてて良かったなと思う。同時に、エレクトロミュージック中毒になって助かったと思う。

もし20代の頃ずっとロック系だけ聴いていたら、確実に今も音楽に触れ続けていなかったと思う。28、29歳の頃にやっていたバンド解散をもって、何か別のことをしていたはずである。それはそれで、そこで何をはじめて今に至るのか、パラレル人生も気になる。
_11/15

 

 


程よく仕事をする。寒くなってきた11月も半ば、ストーブ導入の検討をする。宅に来ていた白井さんにどんなのが良いか訪ねると、「今は1000円台で買えるんです」と言う。安過ぎても怖い。

「安すぎても心配だね。爆発したら大変だよね」と言うと「そうですよね」と言った。白井さんは俺に爆発するようなストーブを勧めてきたのだろうか。

とりあえずストーブはまだないので、風呂に浸かってホカホカにしてから寝ようと思う。高価過ぎず、爆発しないストーブが欲しい。肘の高さのタワー型のやつが良いかもしれん。
_11/16

 

 


電車内で本を読んでいると、神レベルの無心に入れることに気付いた。神が無心かどうかは細かく知らんが、とにかく、いかなるストレッサーであろうがいっさい受け付けなくなるのである。

燻製のような匂いのうら若き酔いどれカップルが愛を語り合いながらガンガンぶつかってきても、全く気にならない。

口からちゃっちゃと謎のサウンドを繰り返し刻むシニアが至近距離に居ようと、空気である。

たいへんイキの良い20代の若者がもつれかかってきた挙げ句「邪魔くせえ…」と吐き捨てられようが、ただの軽度接触である。

逆に、そう考えると電車内とはストレスの宝庫でもあると思った。数日前から、赤羽駅の発車音がエレファントカシマシのメロディになったと、街中ではちょっとしたお祭りになっている。

清野とおる氏画のエレカシイラストをそこら中で目にすることができる。この街が産んだカルチャーの神らが電車におけるストレスを軽減していると思うと、今宵の月を眺めながら、明日もドーンと、さあがんばろうぜと思える。
_11/17

 

 


ビートたけしさんにボーナスを貰って「殿、ありがとうございます」と言ったところで目が覚める。俺の深層心理の何を表している夢であろう。

そういった、特別これといった僥倖こそない一日であったが、普通に仕事をシャキリとやってタンメンをすすり、鍵盤の練習などもしたり、たいへん日常的な良い日であった。酒呑んで寝て、もう一度殿に何か貰おう。
_11/18

 

 


 

 

 

 

 

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