12/2016

new_Anonyment_0914人の作業日記

ここだけ毎日更新。ツイートばりの短文日記。
覇気は足りずとも超健康体と判明。12月


 

月初から非常に調子が優れず、何かと捗らなかった。
夜、治ってきて朝完治。
色々と入れ替えて今日からフレッシュにがんばろう。
_12/01

 

 

変な夢を見る。夢は深層心理と繋がっているとよく言われるが、実際はどうだろう。心理学みたいな難しいやつは僕にはよく解らない。

もう少しやわらかく、何となくその日に、あるいは最近、不完全燃焼で燻っている事の核が夢となって謎アレンジのイメージで表現される気がする。

完全に納得がいった事や、最高に楽しかった日などは、まず変な夢は見ない。だから、変な夢を見る時期は、何かしらのシコリが蠢いていてそれがフラッシュバックされている考える。

何かに対して、ハッキリとした感想や感受が得られなかった場合に謎夢として脳内からおちょくられる感じになる。

昨夜見たのは、死んだ母がファミレスのポイントカードをチラチラ見せて煽ってくる謎夢だった。

たまにファミレスで「和風ハンバーグセット」を食わせてくれるのが今生の楽しみだった幼少期。ファミレスでのチョイスは「和風ハンバーグセット」の1択だった事を思い出した。

気に入った食べ物を執拗に食べ続けるクセは今も変わらない。そういう訳で今日はバランスの良い食事を心がけた。
「和風ハンバーグセット」が食べたい。
_12/02

 

 

朝からデスクワークをし、夜レッスンに行って帰る。
くたびれたのでよく眠れそう。
_12/03

 

 

今までほとんど聴いてこなかった有名バンド「ブラックサバス」を聴く。この2ndアルバムは名盤らしい。

「有名なやつだ確か」くらいの感じで聴き始めたが、このとても古風な暗黒ロック音楽がとても気に入り朝から覇気、みなぎる。

どうもおかしい。こういった聴き慣れた音楽にしてはちょっと気に入りすぎた。というか、聴いていて気持ちが良い。何か説明しがたく、フィーリング的な快感がある。

ギター少年に戻った気分でコピーしたらすぐに気がついた。「チューニング」が微妙に普通ではない。実際にどういったチューニングでプレイしているのか知らないから、とりあえず調べる前にチューニングを音源と合わせた。

今も昔も、「ギター少年」は弾く前に調べたりググったりという野暮な事はしないだろう。だからその心意気で聴こえるままに音に合わせたところ、「445Hz」のレギュラーチューニングだと音自体は合った。でも多分、実際はすごくチューニングを落としているとも聴こえる。

チューニングは「440Hz」が現代のポピュラー音楽の主流だと思う。でも、「435Hz」にすると音が合うビートルズの曲や、「445Hz」に合わせた音のリチャード D・ジェイムスの音楽がやたら気持ち良い事がある。

こう、キチっとしてなくて微妙にズレてるやつの方が危険な気持ち良さがある。それを、何らかの理由ではなく、綿密に狙ってやっている音楽家は本当に凄い。

とりあえずここまで考えた事だし、実際はどうなのかブラックサバスのチューニングの理由についてググってみよう。
_12/04

 

 

朝からよく働いておいしいメシを食べてちょっと酒飲んで寝る。という事で充分幸せなのだが、「夢を持つ」「目的を持つ」「常に成長し続ける」事が人生では重要だという。

「欲がない」とよく言われ、それは自他共に確かと思われる。些細な幸福で充分満たされるのだが、それだけでは何だという。「金欲」も「人欲」も、恐らく人並み以下である。「自己顕示欲」や「承認欲求」はちょっと高いと思う。僕はあまり上品ではないのかもしれない。

満足を超える「金の獲得」を、知り得なかったレベルの「人欲」を味わっていないだけかもしれない。それを知れば、欲の受容体に風穴がブッサリと開いて、ガンガンとエネルギッシュにハッスルすると仮定する。

欲、ひいては「幸福」の風穴を広げる事をサボっていては人生もったいないぜ。そういう事かもしれない。「夢」とか「成長」とかは。
そりゃそうだ。なにしろその方が面白い。

その「風穴」を広げる行為が「努力」とか「勉強」なのかな、と思う。
じゃあ、やっぱり冒頭の「3つ」は人生に必要かもしれん。
そりゃそうだ。
_12/05

 

 

何となく弾き語りの練習をする。自在に歌って弾けてとなるとどれだけ楽しいだろう。良い趣味をみつけた。
_12/06

 

レッスン準備をする。村上邸へミーティングへ行く。編集部用の作業をコツコツとする。

これだけやる事がたくさんあったのに、何故俺は昼まで寝ていたのか。
_12/07

 

 

ギターレッスンをして、原稿を書いて、千葉へ打ち合わせに行く。
これだけやる事がたくさんあったので、俺はちゃんと朝起きた。

新小岩、船橋、稲毛と、総武線で西へかっ飛び千葉へ行く。20時過ぎ。遅刻。編集部の皆様と「シャブシャブ」を頂く。肉おいしい。ポン酢につけるのがベストだ。

体調を崩していた編集長がお元気そうでとても安心する。健康第一。いつもニアミスで対面出来なかったライターさんとようやく会う。笑い声がでかい好漢であった。彼はアルトサックス奏者でもある。かっこいい。ブオォォ……!

「笑い声」がでかい人間は好きだ。何故かというと、超笑う奴は怒ると超怖いからだ。明らかに「笑い声」が気違いじみている人間も好きだ。等しく、気が触れているからだ。

今日はよく笑って過ごした良日だった。
ごちそうさまでした。
_12/08

 

 

一日、宅に居る。原稿などを書いてはのびをし、コーヒーを淹れては煙草を点け、のっそりと暮らす。

どうも連絡の多い日で、そんなに捗らなかったが、ずっと机に向かってカタカタぺちんっと仕事をする。
酒を買いにいこう。
_12/09

 

今日も一日、宅で原稿などを書いて暮らす。

ドメスティックな関係について考える。

人間、付かず離れずの関係が最も良いと僕は思うのだけど、どうしても、一生、逃れられず、逃れる事が許されないという関係性がこの世にはある。

しかし、その関係があった上で、この世が成り立っているという事実もまた確かな、いかんともし難い真実であろう。と、やるせない気分で再確認させられる。

だから、「付かず離れず」という関係は、最も贅沢で、最も罪な距離感でもあると思う。僕は、所属がハッキリとしないという立ち振る舞いが最高に心地良いのだが、それは欺瞞の自己欲であり、決して歓迎されるような事ではない。

各々の都合と、ドメスティックな関係とは、グチャグチャ色の人間そのものだなと、考える。

だからせめて、文字くらいは丁寧に綺麗に、音くらいは爽やかにかっこよく、そうありたいなとは思うが、その根源は、対極のものだなと、不思議に思う。

2日もロクに人と話さずに机をかじるとこのような思念が襲って来て、まあまあ面白い。
_12/10

 

 

さむい。今日は寒過ぎる。だから韓国製の辛いラーメンに生姜をたくさん入れて食べる。熱くて辛く、止めどなく発汗し、腹の調子まで良くなってくる。よしこれだ。よっしゃ。
_12/11

 

 

ホワイトストライプの人、確かジャック・ホワイトのギターがあまりにもカッコいいので真似して練習する。

弟姉デュオだか元夫婦なのか忘れたが、こういったドメスティックなユニットもいいなと思う。

そういえば、僕の兄貴は昔小さい頃、鍵盤ハーモニカを家でよく演奏していた。その時に一緒に遊んでいたゲームのBGMを耳コピして完璧に演奏していたのをよく覚えている。腕前は、たいしたものであった。しかし何故か奴は隠れてこっそり弾いていた。

「プァ〜」と音がしてくるので「お兄ちゃん!」と、いきなり部屋のドアをバタンと開くと、マズいものを見られたようにコソコソとし出し、無かった事にしていた。

そして、兄貴の愛器・鍵盤ハーモニカは水色のケースに収められ、何故かベッドの下に隠して収納されていた。

兄貴にとって、演奏姿を見られる事は、秘め事を露呈する事と同意だったのであろうか。謎である。ただ、大切な行為であった事は間違いなさそうなのであまり深追いをしなかった弟・僕。

「お兄ちゃんよ、僕は今ギターとか弾けるんだぜ」という事で、奴の鍵盤ハーモニカ演奏と一緒に仲良くセッションでもしてドメスティックな何かが浄化される気持ちに包まれたい難しい欲。
プァ〜。ジャカジャカ。
_12/12

 

朝から晩までよく働く。どんな仕事であれ、仕事をしている時間がなかなか満たされると思える事は華だと思う。

交通機関のラスト便を逃した来客がまだ宅に居る。「しょうがないね。気にせず朝までくつろいでいて。俺こっちに居るから」と、放っといて各々干渉せずの距離で酒とか呑んでると、家族じみた同居人が居る様で、悪くはない。
異性であったら気が気でないのであろうか。
_12/13

 

 

世間はクリスマスシーズンで勤しむ。それは賑やかで、活気と憔悴をもたらすキラキラとしたエロい年内最終イベントである。

元来、この時期に忙しいのはサンタクロースただ一人だ。しかし、今や世界を巻き込こみ、仕事、プライベート、家庭と、数十億人をアクティブにさせる素敵なお祭りとなった。

鶏肉をむさぼり、ケーキやデコレーション・ツリーで非日常を演出し、ジョンレノンや山下達郎の楽曲がヘヴィローテーションでオンエアされる。私は、数世紀前の人達に、この日本のクリスマスを伝えてみたい。

「みなさん、聞いて下さい。数世紀後の日本では、クリスマスの日は街中が鮮やかに彩られ、ここぞとばかりに鶏肉を喰らい、達郎の曲が……」

されどネイティヴな方々は、教会で祈りを捧げ、神妙に暮らす日であった当日が、こんなにもハレの日なアレンジをされた事をどう思うか。

「まあ!なんて素敵な事でしょう。この神聖な日に、街中が、鶏肉が、達郎が……想像もしていなかったわ!」

と、教会のシスターたちは歓喜の声を上げ、聖堂で合唱をするであろう。

私は、聖教徒方のその合唱をディレクションしたいと思う。「違う違う。それもバッハっぽくて良いんだけど、もうちょい篭った感じの声で。せーの、雪へと変わるっだっろう〜。そうそう。その調子」

上記の理由で、私にとってのクリスマスとは、山下達郎である。
_12/14

 

 

起床したら風邪気味で弱気になる。
上野へ興行のお手伝いに行き、終わって焼き肉丼を食べていた頃には体調が良くなってきたので剣先イカと酒を買って帰る。
そろそろ年の瀬なので、体調やらには気をつけよう。
_12/15

 

あまりにも寒い。
しかし、バイクに乗ると不思議と歩いている時より全然寒くない。

俺はまあまあ若い気がしてきた。
_12/16

 

 

すごく忙しかったので、俺は夜アコギを弾いて歌った。
仕事の合間だったが、部屋で全力で歌った。

お隣さんがうるせえと迷惑こうむっているかもしれない。
しかし俺は真っすぐ歌った。

ビートルズを歌った。
レディオヘッドを歌った。
フレイミングリップスを歌った。

ピモっとLINEが受信し、知人がおいしいカレー屋を教えてくれた。
俺はカレーの歌を歌った。
そして動画に収め、そいつを即レスした。

気が済んだので再び仕事をする。
カレーだったら昼に食べた。
夜はおいしい蕎麦を食べた。
明日は蕎麦ソングを歌おう。

俺は多分毎日幸福に過ごしている。
_12/17

 

 

クリス・ペプラーさんのラジオを聴きながらのんびりする。
やる事は前倒しでだいたいやったから今日はのんびりするぜと思い、超ゆっくりコーヒーを飲んで、やれやれと額に横皺を寄せ、爽やかに晴れていたので街へ出て散歩をする。

駅の近くの橋中で道を訪ねてきた老婆。通行人は他にも数人居た。何故俺をチョイスしたのか。それは、のんびりしている感を滲み出していたからであろう。人はちょっとした一瞬の判断がけっこう的確だと、その老婆の選択に感心する。

そういった敬意もあったので、俺は老婆に全力の傾聴を魅せ、クリスさんばりの落ち着きとサービス精神たっぷりの喋りで完璧に南北線ホームへの道標を示した。

完璧な神対応であった。しかし、それは奢りであり、どうも逆方面を案内した事に気づき、老婆を早足で追ったが事は遅かった。途中で走るのが面倒くさくなったのもある。

しかし、俺は老婆との対話の中、確かに互いのサティスファクションを感じた。本題よりも、きっと、「親切に対応して、世間話で華咲いた」的な事の方が俺と老婆の記憶には深いと。

だから老婆が南北線にちゃんと辿り着こうが、不本意に埼京線で浦和あたりまで行ってしまおうが、変なバスに乗ってスラム街を彷徨おうが、大した事ではない。

迷った事よりも、道すがら、見知らぬクリス・ペプラー弁の中年に道を訪ね、その瞬間だけ人と人との信頼とほっこりした数分を楽しんだという事の方が、老婆の走馬灯には鮮やかに映ると確信した己のエゴイズム。
おばあちゃんマジでごめんなさい。
_12/18

 

 

Deadman’s Handのシングルをリリースする。
手前の作品をリリースするよりよっぽど嬉しい。
_12/19

 

 

蕎麦の食べ過ぎではないかと心配になってきたので「蕎麦 主食」でググる。美容・健康・ダイエットにいいらしい。

そうではない。私は、純粋に蕎麦が食べたいから週3くらいで食べているのである。そこに不純な動機などは一切ない。

とにかく、蕎麦を主食にしても問題なさそうで安心する。いきつけの蕎麦屋では確実に顔を覚えられ、「そば湯」だの「中毒」だのとアダ名をつけられているかもしれない。かまわない。それくらい今年も蕎麦を執拗に食べた。

今日はサイト更新や書面つくりなどをする。たくさん仕事をしてほどほどお金を稼いで、老後は蕎麦を打とう。喫茶店も併設して、「蕎麦珈琲庵」という訳の分からない憩いの場を作りたい。

そこは、たいへん器量の良い看板娘と、何とも愛くるしいマスコット・野ネコが客人を愛嬌たっぷりに迎え入れる優良店だ。

肝心の蕎麦はというと、最初はマズいのだが、徐々にマスターの蕎麦打ちの腕が上がってきて、だんだん美味しくなってくるからついつい通ってしまう、という新感覚の店である。
いくらくらいあれば出来るかな。
_12/20

 

 

今日は、夜は仕事をしないで遊んで過ごそうと思ったが、何をして遊べばわからないので、やっぱり原稿を書いて過ごした。どうも捗った。
酒買ってこよう。
_12/21

 

昼下がり、とても変な天気だ。今日は資料的な本を買いに池袋はジュンク堂へ向かう。何かをちゃんと調べる時は書籍を購入した方が頭に残る気がする。

しかし、まずレコード店へ入る。あれやこれやとCDを7枚買う。安い。時代の変化を実感する。スピリチュアライズドやホワイトストライプス、ソニックユースの盤らが一昔前の産物のように扱われているのが少し寂しいが、今日はその辺の、慣れ親しんでいるがまだ聴いていなかった盤を主に買う。ロック的な盤ばかり買うのは久しぶりなので綻ぶ。

ジュンク堂へ行き、目的を果たし、ちょっと別の本も見る。フランシスベーコンという狂人の画集が欲しかったが、高価い。買わずに眺めて、この人はどうしてこんなに核に迫った絵を描いたのであろうと考える。買って向き合えば理解出来るのであろうが高価いので今度にする。欲しかったな。8000円。8000円でフランシスベーコンと向き合えるのか。安い。でも今度にしよう。

ウィリアムバロウズというジャンキーの書籍を探す。
こいつはヤバいらしい。

ワニと女の子の素敵な絵本を立ち読みする。
感銘を受ける。

アイヌの文化についての文献の多さに驚く。
知らない事だらけだ。

プログラミング言語の本の背表紙を眺める。
記号なのに何故こんなに言語が分かれるのだろう。

統合失調症の本を立ち読む。
もはや病とは思えない。

有名な実業家の新作を半分読む。
言動に遊びがなく一貫性がある。

子育ての本を読んでみる。
何よりも大変そうだ。

世界の愉快な猫たちの写真集を読む。
かわいい。

何を追求したいのか迷子になり、目的とは大事だなと実感する。
目的外の場面でも新たな目的が出来て、人生目的無限地獄だから、当初の目的とは、大事というか「便利」と捉えた方が正確な気もしてくる。
_12/22

 

 

レッスンをして原稿を書いてと、すらすらと過ごす。
平和な良き日であった。
_12/23

 

 

さむいさむいジングルベルの日。
買い物メモが道ばたに落ちていた。

通り歩きながらその内容を読むと、
「ネギ・大根・だし・ローストビーフ」
と、妙齢の女性の筆跡で記してある。
こう、何と言うか、ローストビーフが強い。

メモを落とした母ちゃんの家庭では、いつもより良いメシのクリスマス団らんの風景が広がるのであろうと容易に思い浮かぶ。

「ここはチキンだろ」とちょっと思う子供たちは、そんな事はすぐにどうでもよくなり、ロースト・ビーフにかぶりついて超喜ぶ特別な夜を過ごし、きっと、それは、大人になってもずっと覚えているのであろう。

あるいは、「お母さん、買い物メモ落としちゃったから何買うか忘れてこんなデカい鶏買ってきちゃったわよ!」と、イレギュラーな判断で、結果子供たちを大喜びさせたのかもしれない。

いづれにせよ、誰もを幸せに向かおうと行動させる不思議な力を持った日である。
_12/24

 

 

健康診断の結果がおりて来たので見た。不摂生の跳ねっ返りを数字で叩き付けられる訳だから、見るのが怖い。去年なんて確か見なかった。

血圧やら赤血球やら肝臓の数値やら、様々な項目があり、ひとつだけ「もうすこし頑張りましょう」的な判定がある。

それは身長と体重のバランスか何かの「BMI」という数値だった。僕は基準よりやせ過ぎの様だ。これは20年ほど、どうやっても改善しないからもう諦めている。

だがしかし、それ以外は全てマックス優良判定というまさかの超健康体であった。よし、酒をバンバン呑もう。
_12/25

 

 

韓国製の辛ラーメンを食べて発汗したり、原稿をゴリゴリ書いたりして過ごす。

世間の正月明けあたりに、自分の正月休みを数日確保できたのでほっこりする。徹底的に好きな事だけをしてルンルンと過ごそうと思う。
_12/26

 

 

おいしいコーヒーとパンを食べて、宅で仕事をして、夜、ギターレッスンに行って、という一日。9時間は寝たのでとても快調。景色が綺麗に見える。

今年はというと、もう数日しかない。暮れは本年の出来事やらを総括し、眉を細めてしんみりと過ごしたいものだが、年末らしく何やかんやとある。有り難い事ではあるが、年末年始は隠者のように過ごしたい欲もある。

賑やかに仕事などして過ごすのも良いが、日なたで野ネコを延々とスケッチしたりして過ごしてあくびをしていたい気もする。

今年も、色んな事があった。いくぶん、良い出来事の方が多かった気がする。悪い出来事は受け流す、という術をだんだんと得た気もする。
年の瀬。
_12/27

 

 

「臨死!江古田ちゃん」を読む。
江古田ちゃんのような女性はいそうで居ない。
仕事をする。
うまい弁当を食べる。野菜も食う。
髪が伸びてきたので切るか伸ばすか迷う。
気がつけば “ロンゲ” が死語だ。
おいしいワインが飲みたい。
_12/28

 

 

年末らしくたて込んでくる。
いろんな所に行って仕事が出来るからおもしろい。
明日はまあまあ早起きだ。
_12/29

 

華やかな年末恒例催しの会場へ行く。最高に良い天気。
覇気のある人達がたくさん居る。ラップトップPCを一日中抱え、いそいそとする。よしいいぞ。とても年末らしい感じだ。

季節や時期らしい事にまみれると、世間同調欲という、ちょっと自分には足りていないのであろうかという欲求が即時生産され、はしゃげる。

ハッスルが過ぎてPCの電池が減ってきたので、村上氏に同アップルコンセントをお借りし、電源を求めて気取ったカフェへ駆け込む。

いざ電気注入するも、リンゴブック・エアーとリンゴブック・プロでは端子が微妙に異なり、PCの脇の穴をカチャカチャさせながら、どう足掻いても挿入には至らない事を認め絶望。

それまで気がつかなかったが、偶然、隣の席で優雅にコーヒーをすすっていた同志ライターにその不細工な立ち回りを直近で見つかる。

「……ヒラヨシさん何してんの?」
「松尾氏か、挿れたくてもコレ、穴が小さくて……」

鼻で笑われる3段上くらいの冷笑を受け、無理なものは仕方ないと悟り、ほろ苦いコーヒーを飲んでおしゃべりをして手前の充電だけする。

結果、稼働終了までバッテリー持ちこたえる。
帰り、メキシカンな辛くておいしいメシをごちそうになる。
通りすがりのリンゴ・ストアを睨みつける。
渋谷駅界隈で煙草を吸う。
やっぱり、何時間も稼働できる高性能PCを生産するメーカーさんに感謝する。
_12/30

 

 

原稿を書きや採譜などをして過ごす年跨ぎ。

どこぞの年越しイベントにでも赴いて「3・2・1……ファ〜!」とかやりたい欲や、酢タコなどの正月らしい肴をつついてまったりしっぽり過ごしたい欲もあるにはあったが、コーヒーを飲んだり、アメスピを吸い込んだりして、だいたいの普段通り、机でゴリゴリと過ごす。

年越しは日常がオルタナティヴに感じる変な日だ。誰かしら達と派手に過ごすのも楽しいが、何となくおめでたい空気を外側にうっすら感じ、隠者っぽく過ごすのが心地良いような気もする。酒でも呑もう。
_12/31

 

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